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Q：DCSからの信号（DC4～20mA）と手動操作信号（DC4～20mA）を接点信号で切換えたいのですが、どのような切換器を使えばよいでしょうか。ただし、DCSからの信号は開放にしたくありません。
A：アナログ信号切換器の両切りタイプ（形式：MNV-2-B）を使えば可能ですが、片側が開放になります。そのため、MNVの入力の＋（プラス）・－（マイナス）の間にツェナー電圧10V程度のツェナーダイオードを入れて開放にならないようにします。また、アナログバックアップ切換器（形式：10ABS）を用いても実現できます。この場合は、切換え後もDCSからの信号はループを形成していますから開放にはなりません。ただし、切換えの瞬間だけは開放になります。しかし、MNVと同じようにツェナーダイオードを入れれば切換えの瞬間も開放にならないようにできます。
Q：直流電流信号（DC0～1A）を測定し、記録計に取り込みたいと思っています。いろいろ調べたのですが、DC0～1A入力の変換器を見つけることができませんでした。どのようにしたらよいでしょうか。
A：このような場合は、シャント抵抗を使っていただき、まずDC0～1AをDC0～60mVのような直流電圧信号に直してから、変換器に取り込みます。変換器としては、アイソレーション付（エム・システム技研製品では、形式：SV）をお使いください。DC0～1A側の機器の電圧が直接記録計にかかったり、アースされていた場合に回り込みが生じるのを防ぐためです。なお、エム・システム技研ではシャント抵抗は製作していません。また、シャント抵抗の種類については、シャント抵抗のメーカーにお問い合わせください。
