Fieldbus FoundationおよびProfibus Trade Organization、FA(Factory Automation)系のOpen DeviceNet Vendor Association、RonWorksおよびINTERBUS-S Clubが参加ベンダーによりグループ出品されていました。 
 Fieldbusについては、Fieldbus Foundationブースに複数メーカーのFieldbus HOSTが置かれ、展示に参加している各メーカーのブースにあるポジショナー等のフィールド機器とBus接続され、その作動が展示されていました。Fieldbus Foundationブースと各展示会社のブース間は、蛍光剤をつけたケーブルを使い会場の天井を伝って接続されており、会場全体がFieldbusに包まれている印象を受けました。しかし、これだけでフィールドバスの時期が来ると判断するのは早計で、まだ対応製品を販売しているのは少数の会社に限られているのが現状です。
 いずれにしても、通信ネットワークの統一化の動きは加速度的に進んでいます。

エム・システム技研展示ブース

 エム・システム技研のブース(6m×15m)は、大手メーカーの集まっているエリアに位置し、連日多くの来場者があり、昨年の2倍の来場者数となりました。
 展示は4つのコーナーにグルーピングし、Mini-M(日本名:みにまる)コーナー、避雷器コーナー、多種類の変換器のコーナーおよびテクノロジーコーナーを設けました。テクノロジー コーナーでは、テレメータを中心とした“MsysNet”および非接触型角度センサ“インダクポット”内蔵の新形2線式ポジション発信器(形式:VOS2-R)をデモ展示しました。
 また、製品仕様書集MSSのCD ROM化を実現し、来場者に提供しました。米国では、CD ROMは非常に一般化していますが、仕様書集をCD ROMにしているメーカーはまだ少ないため好評でした。

“MsysNet”を技術発表

 ISA/96では、展示会と並行して、技術発表会(150セッション)およびトレーニングスクール(48コース)が開催されました。技術発表会では、ニューテクノロジーの発表、説明が行われます。エム・システム技研は、「Fieldbus Integrated Systems for Control」のセッションで“Network Integrated Instrumentation System”と題して、開発部主管技師鳥取輝美が “MsysNet”の技術発表を行いました。インテリジェントの分散化とローカル化を実現した“MsysNet”のニューテクノロジーは聴衆の関心を引きました。

ISA/96ショー視察研修ツアー

 エム・システム技研は出展と同時に、毎年ISAショー視察研修ツアーを企画し、多くの皆様をISAショーにご案内しています。本年は、60名の方々にご参加をいただき、エム・システム技研のメンバーも含め総勢70名でISA視察研修ツアーを実施致しました。ご参加いただいた皆様から帰国後、米国の最新計装事情が良く分かり、参加してよかったとのお言葉を多く頂戴しました。今後は、ISA EXPO(*)の開催時にISA視察研修ツアーを企画する予定です。その際には、また本誌にてご案内致します。皆様の多数のご参加をお待ちしています。

 *ISA EXPOとISA TECH

 来年から、ISAショーは“ISA EXPO”(展示会)と“ISA TECH”(技術発表会)に分かれ一年毎の開催となります。'97年は、“ISA TECH”がカリフォルニア州のアナハイムで、'98年には、“ISA EXPO”がテキサス州ヒューストンで開催されます。



     

















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