(形式:ABD)”、“PLCインタフェース(形式:SMDL)”など独自の発想から生まれた製品を接続することができ、今までにないシステムの構築が可能となります。
 MsysNetシステムの製品を用いて現場の制御・表示システムを構成すると、“テレメータインタフェース”を追加するだけで必要なデータだけを送受信することができるテレメータシステムになります。これがスーパーテレメータDAST-30シリーズの基本です。また、“テレカプラインタフェース”を追加することによってスーパーテレカプラシステムにすることも容易です。


 2.NestBus(ネストバス)

 NestBusはMsysNetシステムを支えるエム・システム技研独自のフィールドバスです。このバスにより各ユニット間のデータ伝送が可能となり、入力したアナログ信号や接点信号のうち必要なデータだけを他のユニットに伝送することができます。
 NestBusは、1対のツイストペアケーブルを用いて総延長1kmまでの間に16台のユニットを接続することができるため、必要に応じて入出力ユニットを分散配置することが可能になります。
たとえば、接点信号8点入力用の“接点入力ユニット(形式:SML-A4)”、接点信号32点用の“リレー絶縁入出力ユニット(形式:SMLR-□)のほか、接点信号16点のカードを最大8枚(最大128点)収納できる“多点入出力ユニット(形式:39M-8)”などをそろえており、必要に応じて最適のユニットが選べます。
 また、必要な入出力ユニットを盤に組み込み、NestBusによって各ユニット間を接続します。入出力の信号線を集中・分散するのではなく、入出力信号を1対のペア線のNestBusにて集中・分散するため、移設や増設の場合にも1対のペア線の処理だけで対処できます。
 このように、入力点数や配線にとらわれずにシステムを構築することが可能です。


 3.M-Bus(エムバス)

 M-BusはNestBusの上層に位置するフィールドバスです。単一のNestBusでシステムを構成することができない場合に、“通信カード(形式:18LM)”や“通信ユニット(形式:SMLM)”を用い、M-BusによってNestBus間を接続することが可能となります。さらに、“コンピュータインタフェース(形式:DLC2)”によりコンピュータとの接続が、また“リモート入出力ユニット(形式:DLA2)”により多点の入出力を可能にします。すなわち、M-Busにより、小規模システムから大規模システムまで構築でき、拡張性に優れています。


 4.テレメータインタフェース

 MsysNetシステムには、専用回線(専用回線用モデム)を経由してデータを授受する“テレメータインタフェース(形式:SMDS)”があります(図1)。これは“専用回線モデム(形式:MOD1、MOD2)”を用いて専用回線や自設線と接続することができ、NestBus上のデータを相手側の“テレメータインタフェース”との間で送受信することができます。
 この“テレメータインタフェース”は、NestBus用とモデム用の接続コネクタをもつだけで、入出力信号はすべて“NestBus”を経由することになります。これにより、NestBusで接続したユニットのデータを任意に選び、専用回線モデムを経由して相手局との間でのデータ授受が可能になります。
 従来のテレメータがテレメータ装置間で信号の授受を行うのに対

     






























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