デジタル表示では、デジタル指示値選択押しボタン(IND)で、PV、SP(設定値)、MV(制御出力)のほか、ユーザーが任意に選択できる内部アナログ信号も表示できます。また、実量表示も可能です。
 (2)ABAの入出力信号

 入力信号は、PV入力およびアナログ入力(Ai)各1点(いずれもDC1~5V)と無電圧スイッチ接点入力1点です。
 出力信号は、DC4~20mAのMVおよびリレー接点出力の各1点です。さらに、これ以上の入出力信号が必要な場合には、リモート入出力ユニット(形式:SML)や各種のセンサ入力ユニット(形式:SM□□)などをNestBusで接続すれば、アナログ信号最大32点、デジタル信号最大512点まで増やすことができます(図2)。

 3.ソフト計器ブロック

 制御システムを構成するとき必要になる単体の調節器、演算器およびシーケンサなどを、ABA内部のソフト計器ブロックに置き換えて、ソフト的に結線する方式をとっています。個別機器を配線接続する概念をそのまま使って、プログラムすることができます。
 1台のABAで、制御システムを構築するために登録できる計器ブロックとしては、(I)7種類の調節ブロックから2個、(II)32種類の演算ブロックから40個、(III)シーケンス制御用コマンドとして約1000コマンド、(IV)4種類の機器間伝送ブロックモジュールが16個などがあり、プログラマブルコントローラと同等の能力をもっています(図3)。

 4.エンジニアリング

 ABAにはワープロ感覚で使用できるパソコン用ビルダーソフト(形式:SFE)が用意されています(図4)。
 これを使用すると、パソコン単体で、(I)オフラインでのパラメータの作成、(II)パラメータのフロッピーディスクへの記憶、(III)リストのプリントができます。さらに、パソコンとABAを接続して、(I)実機によるシミュレーション、(II)フロッピーディスクからABAにデータをダウンロード、(III)ABAからパラメータをフロッピーディスクにアップロードなど、様々な作業も行えます。

     




















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