すでに紹介しましたように、プログラミングユニット(形式:PU-2A)が用意されていて、現場でのパラメータ変更に使えます。また、小規模システムの場合ではパラメータ設定にも十分対応できます。1台あれば、複数台のABAに共用できますから、ぜひご用意ください。ABA以外の計器の設定にもすべて使用することができます(図5)。

 5.応用例

 ABAの特長を生かした応用例について、いくつかご紹介します。

 (1)既設の調節計をABAに置き換え、パソコン簡易計装を実現する

 I.空気式調節計をABAに代えて、パソコンに接続する。
 II.電子式調節計をABAに代えて、パソコンに接続する。
 III.標準採用が検討されている大形のプログラマブルコントローラをABAに置き換えることで、大幅なコストダウンを図る。

 (2)指示・設定器付きの演算器機能を活用する

  I.ABAで差圧式流量計の圧力補正演算をさせ、流量の積算値を表示させる。
  II.A液とB液の流量比を実量で設定、あるいは変更させる。

 (3)ABAでシステムのDCS化を実現する

 I.16台までのABAやリモート入出力ユニットとパソコン(オペレータズユニット形式:OPU)をNestBusで接続する。
 II.17台以上のABAやリモート入出力ユニットの場合、通信ユニット(形式:SMLM)を介してM-Busに接続する。さらに、コンピュータインタフェース(形式:DLC2)を経てOPUに接続する。
 III.CRTディスプレイ上での操作のほかに、システムの起動時など手動操作をさせたい場合には、ABAの前面パネルから、切換操作なしで実行できる。
(次号へ続く)

     


























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