『MS TODAY』4周年記念のごあいさつ![]() 「光陰矢の如し」と言いますが、『MS TODAY』は創刊以来満4年が過ぎ、5年目に入ります。発行部数は4万部を超え、ご愛読くださる方々の数も相当数になったと喜んでいます。 計装の世界はいよいよパソコンの時代を迎え、エム・システム技研ではネットワーク形計装部品MsysNetシステムを発売し、2年目に入りました。納入実績も50件を超え、見積・件数金額とも急増し、実務主体のMKセミナーエンジニアリングコースはいつも定員をオーバーして、日程の追加で対応に大童です。 読者の皆様にもぜひお取り組みいただけますようお願い申しあげます。 ネットワーク形パソコン計装システムMsysNetの素晴らしさはユーザーのSE力が引き出します 世の中の景気が底を打ったとマスコミが報道しても、生活実感にはほど遠いものがありますが、いかがでしょうか。この1年は、地下鉄サリン事件、住専処理問題、エイズ薬害問題など、世紀末を思わせる不愉快な事件が多発し、人知の限界を感じさせられる年でした。 とは言うものの、私どもが全力をあげてご提供申しあげて参りました計装に係わるアイデア満載の技術雑誌『MS TODAY』は、発行し続けて、5年目に入ります。発行部数も4万部を超え、計装関係を仕事にしている皆様に相当多くのご愛読者層を獲得できたのではないかと存じます。 これからも初心者からプロの皆様までが気楽にご愛読いただけますようテーマを工夫し、表現方法に磨きをかけて、計装の世界で違和感のない空気のような存在になる雑誌を目指して努力して参ります。従来通り、よろしくご声援のほどお願い申しあげます。 さて、この4年間、半導体部品の進歩は留まるところを知らず、各業界の電子機器が驚くほど小形・高機能・低価格化を実現しています。中でも、携帯電話に代表される通信機器やパソコンとその周辺機器が著しく手頃感が出て、普及に拍車がかかっているように思います。計装業界も、いよいよパソコン計装本番を思わせる現象が目につくようになってきました。 昨年春にようやく発売にこぎつけましたMsysNet計装システム部品シリーズは順調に出荷を伸ばし、50件以上が稼働を始めています。また、見積引合いが急増し、社内総動員で見積作業にあたっています。これほどご注目を集めた理由を考えてみますと、このパソコン中心のネットワーク計装部品MsysNetシステムは、システム全体がネットワークで接続されているので、入出力点数の増減は入出力ユニットの増減だけで処理できる無駄のないシステムであること、増設改造がいつでも容易にでき、既設部分はそのまま使えること、表示画面や機能はユーザーの手で容易に製作・改造ができることなど、ユーザーにとって今まで抱えていた諸問題が解決されていることがあげられます。 MsysNet計装システムでは、メーカーであるエム・システム技研がシステムエンジニアリングを担当しないことで、急速な普及を可能にしようと知恵をしぼっています。MsysNetのシステム設計に必要なルールは簡単なもので、計装の基礎知識のある人なら、一通り説明を受けただけで、すぐに作業ができるのが特長です。エム・システム技研では頻繁に無料のエンジニアリングセミナーを開催して実際にパソコン計装システムの組み立てと運転の実習をしていただいています。 また、具体的にご注文をいただいたお客様には、システム設計とパソコン画面ソフトの製作をしていただくわけですが、エム・システム技研のセミナー室においでになれば、無料で技術サポートをさせていただいています。今年に入って、数社のお客様が同時に作業をされることが多く、セミナー室が手狭になってきていますので、拡張を検討する段階に入っています。もちろん、設備の試運転、立上げにもサポート要員の派遣も用意しておりますが、これは有料です。 一刻も早く多くのお客様に独自の計装システムを自在に実現していただき、国際競争力があり、実りの多い計装時代の到来を促進したいと考えております。 ぜひご愛読者の皆様にもMKセミナーにご参加いただきたく存じます。また、受講者が10人程度おいでのときは、出張セミナーも用意致しておりますので、遠慮なくホットライングループまでお申し込みいただきたく存じます。 これからもずっとエム・システム技研は皆様方のご声援のもとに、新時代の計装機器を追求して参ります。よろしくご指導、ご協力のほどお願い申しあげます。 |
![]() 宮道 繁 |