物の付着にも耐えられるようなセンサが要求されます。一般的に、90~95%がケーブルフロート、残りが気泡式水位計、投込み式水位計などが使われていますが、それぞれ一長一短があります(表1)。
 ノーケン・システムでは多点検出式のレベルスイッチである“マルチトロード(表1、図1)”を用い、兵庫県、滋賀県、京都府、島根県で採用され、汚物の付着にも強く(図2)、メンテナンスをほとんど必要としない効率的なマンホールポンプ機場の水位制御を実現しています。

 4.マンホールポン監視システム

 マンホールポンプ機場から発生する信号には、マンホール槽の水位レベル(アナログ信号)、ポンプの運転・停止、満水、渇水(それぞれ接点信号)などがあります。ノーケン・システムのマンホールポンプ監視システムは、これらの信号をエム・システム技研製の“テレカプラ・ミニ(形式:22T)”を使い、一般電話回線を通して最終処理場の監視室などへ伝送し、パソコンやパネルコンピュータで集中監視できます(図3)。
 マンホールポンプ機プ場でトラブルが発生すると、設置されたテレカプラ・ミニが信号を自動発信し、監視室のモニター画面の該当箇所が点滅し、異常発生を知らせます。このシステムはタッチパネルを使用しており、画面にタッチするだけで、異常発生箇所の詳しい状況を把握することができます。

 おわりに

 今回は汚水のレベル測定に適した多点検出式レベルスイッチ“マルチトロード”とエム・システム技研製テレカプラ・ミニを使ったマンホールポンプ監視システムをご紹介しました。スペースの都合で概要だけしか紹介できませんでした。詳細については下記へご照会ください。

 本記事についての連絡先:
 ●ノーケン・システム株式会社
  TEL/FAX.06-386-8169
 ●〒564 吹田市広芝町15-32




      著者紹介

瀬古 善三
ノーケン・システム(株)








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