FA/PA監視制御パッケージ・ソフトウェア インテルーションFIX v 6.0 上野 雅敏 インテルーション(株) はじめに マンマシン インタフェースに求められるものは何でしょうか。レスポンス、パフォーマンス、信頼性などがあげられ、また、柔軟性、拡張性もそれを選定するうえでの重要なファクターとなります。インテルーションでは、これら顧客のニーズに応えるため1980年の設立以来、一貫した商品研究開発に取り組んできました。日本語版FIX v 6.0は、今最も注目されているマイクロソフト社のWindows95、Windows NT v 3.51およびインターネットの機能特徴を最大限に活用できるように設計されたFA・PA監視制御パッケージ ソフトウェアです。そのFIXの特徴についてご紹介します。 32ビット パワー Windows95が商品化され、パソコンの低価格化、信頼性の向上に伴いWindows NTへの移行も増え、16ビット ワールドの終焉が近づいてきました。FIX v 6.0はそれら両プラットフォームにて共通に実行される32ビット ネーティブ アプリケーションの監視制御システムです。用途、要求仕様に合せてOSを選定することによりプリエンプティブ マルチタスキング、マルチ スレッディング、シンメトリック マルチプロセッシングによるパフォーマンス、信頼性を得ることができます。 クライアント サーバ システムを拡張して行く場合、ネットワーク機能がそのシステムの性能、信頼性を決定します。FIXはWindows95版、Windows NT版、Windows v 3.1版を必要に応じて同一のネットワーク上に配置し、またデータ収集機能やトレンド機能など処理制御を分散させる真のクライアント サーバ型分散処理制御環境を提供します。ユーザーが要求したときにのみ必要なデータだけを転送する方式であり、ネットワーク トラフィックを最小限に抑えています。このため、FIXはスタンド アローンから250以上のパソコンを接続した大規模なシステムに至るさまざまなアプリケーションの実績を誇っています。また、FIX v 6.0はランタイム環境にてネットワーク接続ノードを追加・削除できるダイナミック セッション確立を実現します。ネットワーク接続にはTCP/IPなどを標準とし、インターネットによる広域ネットワークにも対応しています。 グラフィカル コンフィギュレータ システムは、アイコンによるドラッグ アンド ドロップ形式などグラフィカルに構成設定して行きます。また、構成データは重複することなくそれぞれのノードが分散してもちますが、シングル ポイント コンフィギュレーションにより、ネットワーク上どこからでもそれぞれのノードの構成データをオンラインで変更できます。 エム・システム商品との協調 FIXはMsysNetに対応しています。MsysNetに接続されるエム・システム技研のすべての商品とのデータ交換が、インテルーションMSN I/Oドライバによって実現します。したがって、FIX MMI、FIX、FIX Plant TVは、MsysNetを持つプラントのマンマシン インタフェース、監視制御システム、生産管理システムなどとして採用することができます。 おわりに 今回はFIXの特徴の一部をご紹介させていただきましたが、その有用性をご理解いただけましたら幸いです。 FIXについてのお問合せ先: インテルーション株式会社 TEL.03-5210-5411 FAX.03-5210-5410 |
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