積算パルスの表示と伝送
積算カウンタ(形式:ABC)、デジタル表示器(形式:ABD)とその応用



(株)エム・システム技研 開発部 主管技師


 はじめに

 積算流量や電力量などに代表される瞬時値の時間的積分で求められる数量は、積算パルスと呼ばれるパルス信号に変換して取り扱うのが一般です。
 流量計では、1パルス当たりの流量を決めておき、このパルスを電磁カウンタなどに接続することによって積算流量を求めることができます(たとえば、水量1m3で1パルスならば、3パルスで3m3の水が流れたことがわかります)。電磁カウンタは非常に便利で、丈夫で信頼性があり、広く用いられています(現在では、小形の電子カウンタも広く用いられるようになってきています)。
 しかし、電磁カウンタの値を離れた所で表示させたり、コンピュータなどに取り込もうとして困った経験はありませんか。また、パルス信号をBCD出力付積算カウンタでBCD信号に変換し、接点信号として伝送するような面倒なことをされてはいませんか。
 エム・システム技研は、積算パルス信号の表示、伝送のため積算カウンタ(形式:ABC)とデジタル表示器(形式:ABD)を提案します。

 1.積算カウンタ(形式:ABC)

 パルス入力が1点で、積算値を6桁赤色LEDで表示する積算カウンタです。通信機能としてNestBus(エム・システム技研専用プロトコル)を備えており、ツイストケーブルで1kmまで積算値(表示データ)を伝送することができます。
 また、標準装備しているソフト計器ブロックのシーケンス機能や演算機能を用いて異常発生時の自動通報なども可能です。

 2.デジタル表示器(形式:ABD)

 ABCにアナログ入出力と接点入出力を追加した製品です。
 ABCと同様に、NestBusやソフト計器ブロックを標準装備しており、ワンループコントローラとして利用することができます。
 また、ABCから送られたきた積算値の表示器として使用することもできます。

 3.スーパーテレメータ

 ABC、ABDにモデムインタフェース(形式:SMDM)と専用回線モデム(形式:MOD1、MOD2)を組み合わすことによってスーパー

     





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