今月のアプリケーション

テレメ・テレコンシステム(形式:DH)の下水処理場向け納入実績例


 新たに納入実績例の紹介を連載することになりました。まず今月号では、某下水処理場に納入したマンホールポンプ監視用テレメータをご紹介します。
 今回納入したテレメ・テレコンシステムの機器構成を図に示します。すなわち1:N局構成による親局(1局)と子局(3局)の組み合わせと、1:1局構成のテレメータを含んでいます。1:N局構成では、上位はパソコンでその下にPLCを置き、PLCからRS-232-Cで親局のDHN(切換ユニット)に接続し、さらにモデム、回線用避雷器を経由してNTTの専用回線を通じ子局までつながります。子局側は、回線用避雷器、モデム、DHM(テレメ・テレコンユニット)で構成されています。このテレメ・テレコンシステム(形式:DH)の特長は、1:1のDHM同士の構成だけでなく1:Nの回線切換え方式により最大子局数16局までの構成が可能であることです。親局の構成を従来の1:1の組合せと比較すると、上位コンピュータ、モデム、避雷器だけであってDHMを必要としません。子局数が16局まではこのユニット構成で対応できます。
 このマンホールポンプは雨水用であり、降水量が急に増加した場合に備えて浄水場から常時監視しています。また停電になった場合には、現地に電源車が行き、ブレーカを外部接続に切り換え、ポンプを起動することによって対処しています。各ポンプ場ともポンプを2台備えていて、バックアップ用としても、また2台の同時運転も可能なシステムになっています。一般に、マンホールポンプの監視には専用回線ではなく、一般回線を使うテレカプラ(形式:22T)が多用されていますが、ここではレベルの変化を監視するために専用回線によるシステムを採用しています。マンホールタンクは道路の下に設置されています。また、ローカル盤は地上の歩道際に置かれ、住居表示板と同程度の大きさをもち、テレメータ、スイッチ、表示器等が組み込まれていて外観上も


     



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