今月のアプリケーション

青森市下水道部中継ポンプ場 集中監視システムに適用されたMsysNet


 青森市は、本州最北端青森県の中央部にあって津軽地方と南部地方の中間に位置し、東に下北半島、西に津軽半島を抱いた陸奥湾にのぞみ、またその背後には奥羽山脈の八甲田山を配しています。風光明媚な海と山、豊富な魚介類、リンゴ、津軽じょんがら三味線、民謡、民話、ねぶたなどで有名な青森県青森市下水道部を訪問し、施設管理課 森主査殿にお話を伺いました。
 青森市の下水処理人口は170,530人、その処理水量は140,300m3/日であり、処理施設の概要は以下のとおりです。
 1)八重田浄化センター
 2)新田浄化センター
 3)戸田浄化センター
 4)ポンプ場17箇所(計画も含む)そして、このような設備の維持管理は大変な業務です。
 この中で、この度ポンプ場監視用としてエム・システム技研のMsysNetシステムをご採用いただき、すでに稼働を開始しています。システムインテグレーションは地元のソフト会社が担当しました。
 このシステムでは、八重田浄化センターを監視場所とし、久栗坂ポンプ場、浅虫、野内マンホールポンプ場の集中監視をNTT専用回線を使用して行っています。
 MsysNetを採用した理由を伺ったところ、次のご説明を受けました。
 1)パソコンとパッケージソフトを使っているため、システムの変更、追加が容易であること。
 2)パッケージソフトのお陰で地元でサポートでき、安心であること。
 3)汎用性が高い機器を使っているため、システムとしての年間保守契約が不要であること。
 4)他の方法に較べて設備費が大幅に安いこと。
 5)将来予想される統合化や機能レベルの向上が容易であること。
 なお、八重田浄化センターではほかにパソコンによる監視システムが2セット稼働していて、電気計装その他についてレベルの高い技術者の方々が中心となって業務を進めておられました。
 現在、青森市下水道部では、次の4つの目標を掲げて下水道の整備促進に努められているそうです。
 1)陸奥湾の水質保全のため、青森市が率先して下水道設備を充実させて行く。
 2)豪雪都市であり、積雪期間におけるし尿収集不可能の問題を解決するため水洗化を促進する。
 3)コンパクトシティ実現の観点からも、魅力ある街づくりのため下水道拡充計画を促進する。
 4)極めて緩い地表勾配に起因する汚水停滞の問題を解消するため下水道を整備する。


     











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