用機器が負荷の遮断などを行い、次の時限(繰り返し計測周期)において警報の有無を確認します。一方MsysNetでは、ON・OFF制御だけでなく、アナログ制御機能を働かせて負荷(クーラーなどの温調器)の設定値を変化させ、生ずるデマンド電流の変化に対応して次の制御対象に指令を送るなど、より高度な制御が可能になります。

 4.遠制機能

 MsysNetでは最大1kmまでの信号伝送が可能であるため、監視制御部署が現場から多少離れていても問題ありません。ただし、工場内部に発電所が設けられているような大きな設備では伝送距離が不足することも考えられます。このような場合には、リンクアダプタ(形式:DAM)を使用することで最大2kmまでの延長が可能です。また、電話回線を使用してさらに遠距離から制御を行うこともできます。
 なお、電話回線利用の場合は、その伝送速度によって制御内容が限定されます。図2の例では、専用回線を使用しているため、常時監視制御が可能です。

 おわりに

 以上、MsysNetと電力マルチメータを組み合わせた電力遠制ロガーについて説明しました。
 なお、エム・システム技研では電力マルチメータ(形式:51U)のほかにも各種の電力用トランスデューサを取り揃えていますから、状況に応じて、それらの組合せもご検討ください。

     





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