ホットライン日記


東京/0120-18-7270
大阪/0120-18-6321




















 Q:熱電対とエム・システム技研のカップル変換器(形式:TCS)を使って炉の温度を測定しています。改修工事で変換器を別の場所に移す際に、冷接点センサを壊してしまいました。交換ができるでしょうか。また、冷接点センサは何のためにあるのかも教えてください。



 A:まず、はじめに、冷接点センサの役割からご説明します。熱電対(サーモカップル)は2種類の異なる金属線の片側(A点)を接合し、他方(B点)を開放してあります。図4のようにA、B間に温度差があれば、それに応じた起電力がB点の+-間に発生します(ゼーベック効果)。
 A点の温度(T1)を測定しようとする場合、熱電対のB点で起電力を測定しますが、この起電力は、A点とB点の温度差により決まります。したがって、A点での温度を正しく測定するためには、B点の温度(T0:一般に0℃ではない)をも考慮しなければなりません。変換器を基にして考えると、B点温度は変換器の入力端子の温度になります。この入力端子の温度を測定し補正する必要があります。この端子温度を検出するのが、冷接点センサの役割です。なお、カップル変換器は冷接点センサと組み合わせて調整されているため、冷接点センサが壊れた場合は、変換器をエム・システム技研までご返却いただく必要があります。


     






図2


図3








>
図4



図5
<前ページへ次ページへ>

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.