す。 ○トレンドグラフ表示画面 上記のように、トレンドデータがディスクに保存されるため、SFDを終了してもデータが消えることはありません。停止している期間は欠測データになり、トレンドグラフ表示画面には表示されません(図1)。 従来は、データが入ってこないで欠測した場合は、欠測部分は直線で補完していました(図2)。 トレンドデータ名については、タグだけでは、わかりにくいという声がありました。そのため、現在のタグ名およびタグタイプ表示欄を使用し、漢字8文字以内のタグコメントを表示できるようにしました。実行時にタグ名/タグコメント表示欄をクリックすることで、相互に表示内容の変更が可能です。 ○チューニングトレンド 従来は、PID調節計ブロックのチューニング画面で表示されるトレンドグラフは、一旦別の表示画面に移った後戻ってきた場合には消えてしまうという問題がありました。そこで4ループ分については10秒周期で常時ディスク上に保存できるようにしました。保存期間は2日分です。 また、トレンドの一時停止/解除機能を追加しました。通常1秒間隔で表示更新されているグラフを一時停止してみたい場合に有効です。一時停止中でもデータは収集されていますから、解除した場合、停止中のデータも含めてグラフの表示が更新されます。 【画面展開機能】 画面展開というのは画面移行の意味と考えてよいのですが、従来は、オーバービュー画面から直接移行できる画面はコントロール画面に限られており、たとえば、グラフィックの任意のページに移行するようなことはできませんでした。新しいバージョンでは、オーバービュー画面に割り付けられているボタンに画面種類、ページ、ユーザー定義タイトルを指定でき、そのボタンをクリックすることによって、任意の画面に直接移行できるようになりました。また、グラフィック画面上のボタンや変形ボタンのクリックで、チューニング画面以外の特定の画面への直接移行ができるようになりました。 【アラーム機能】 アラームは、発生時にディスク上に保存することにしました。最新1000アラームが保存されます。アラームログ保存については、保存先を1.44MB(2HD)のフロッピーディスクにして、任意の時刻からのログデータを保存できるようになりました。従来の保存処理では蓄積されているアラームログをすべて保存するため、過去の不必要な部分も含めて保存されてしまうという問題がありました。 【コントロールループ関連機能】 ○バーグラフ目盛分割 目盛の分割数は、従来は固定でしたが、あらかじめ指定した分割数にすることができるようになりました。 〈分割数の種類〉 10分割、5分割、4分割、3分割 ○チューニングパラメータ設定 基本または拡張PIDループの場合、偏差警報設定値の表示/変更ができるようになりました。 以上のように機能強化された新バージョンのSFDは、ユーザーの皆様のご要望に広くおこたえできることと思います。 なお、旧バージョンからのバージョンアップを希望されるお客様の場合には、特別価格にてお引き受けいたします。 なお、詳細については、記事冒頭のフリーダイヤルまでお問い合わせください。 【(株)エム・システム技研 営業技術部】 |
![]() 図1 ![]() 図2 |