新潟市水道局鳥屋野浄水場
運転監視とデータ収集に導入された“MsysNetシステム”



(株)エム・システム技研 営業技術部


 新潟市水道局鳥屋野浄水場に納入された“MsysNetシステム”は、現在順調に稼動しています。
 今回の導入にあたり、機種の選定から設計、施工とシステムの完成に至るまで、実際に作業を担当された鳥屋野浄水場の渡辺一幸様に、その経緯と概要をご紹介いただきます。
 なお、渡辺様は、平成9年6月4日神戸市で開催された第48回全国水道研究発表会において、「パソコンを用いた監視制御システムの構築」というテーマで本件に関する発表を行われ、注目を集められました。

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はじめに

 鳥屋野浄水場は、配水能力80,000m3/dを有し、新潟市の給水量の22%を受けもつ浄水場である。
 通水は、昭和31年と古く、その中でも監視制御設備は、昭和52年の浄水場改良事業を最後に現在まで大幅な改良はされずに設備の老朽化が進んでいる。そのため、監視制御設備の更新が急務であった。しかし、近い将来、鳥屋野浄水場の移転計画があり、設備投資の面から大幅な改良はできない状況となっていた。
 そこで、パソコンをオペレータステーションとして用いた監視制御システムを構築した。

1.システム導入の経緯

 設備の大半を手動操作で運転監視しているため、設備が自動化されている本市他浄水場に比べオペレータの負担が大きかった。
 そこで、負担軽減策をリストアップし実現可能な項目に集約した。
 以下にその内容を記す。
 ●CRTオペレーション導入による運転監視の高機能化。
 ●プロセスデータの上下限警報機能の付加。
 ●データロガーによる手書き管理日報の廃止。
 これらの機能を限られた予算のなかで実現するため、詳細な検討を行い、パーソナルコンピュータを核にした監視制御システムであ

     












図1 
パソコンとオペレータズユニット






図2 システム構成図
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