す機種があり、プロセス計装用としてだけでなく、FAで多用されているシーケンサの入出力用変換器としても最適です。

3.CC-Link

 CC-Link(Control & Communication Link)とは、三菱電機(株)が提案した新しいフィールドネットワークであり、ビットデータだけでなくワードデータのサイクリック伝送機能や高速伝送機能(最高10Mbps)を備えています(表2 CC-Linkの仕様概要)。このネットワークには、様々なメーカーの多様な機器を接続することができます。
 各機器のメーカーは、CC-Linkパートナー会員として三菱電機(株)に登録することにより、CC-Link対応製品の開発を開始できます。1997年5月の時点で、エム・システム技研を含め35社以上のメーカーが会員として登録済みです。

4.応用例

 図3は、電力監視システムをシーケンサとM2BCで構成した例を示しています。M2BCはCT、PT信号を受信し、系統の電流、電圧信号をシーケンサにCC-Link通信を介して送ります。シーケンサは、電力系統上の開閉状態情報をリレーの接点信号として受け取り、電力系統の監視を実現しています。また、パソコンは、これらの信号の状態を表示します。

おわりに

 ここに紹介したM2BCは、シーケンサが不得意な多点のアナログ信号処理を、小さい実装スペースでコストパフォーマンス良く実行することを可能にしました。M2BCは、FA用に限らずプロセス計装用としても広く応用できます。ぜひともご検討、ご活用ください。


















     


図2 
コンパクト変換器
みにまるシリーズ









図3 
電子監視システムの構成例
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