名と新ファイル名を与えます。 製品情報 ●高速制御LAN(L-Bus) (近日発売予定) MsysNetシステムにおけるネットワークは、ベースとなるNestBus(伝送速度19.2kbps、16台までのNestBus製品を接続可能)、およびその上位のM-Bus(伝送速度125kbps、64ノードまでのNestBus、もしくはM-Bus直結製品を接続可能)によって構成されていますが、より高速な応答性と高い信頼性が要求されるシステムにも対応できるよう、高速制御LAN(L-Bus)を新たに追加します。 L-Busは、情報用LANや制御用LANとして普及率が高いEthernet(伝送速度:10Mbps、伝送ケーブル:10BASE-T)をベースとしており、通信プロトコルには、IEEE-802.3(UDP/IP)に準拠した、信頼性の高い独自のトークン・パッシング方式を採用しています。L-Busは、64ノードまでのNestBusを統合可能であり、とくに大規模なシステムにおいて、多量のデータを高速で伝送する必要がある場合に、その威力を発揮します。また、L-Busは2重化構成をとることも可能であり、システムとしてより高い信頼性を確保することができます。 ●監視操作用ソフトウェア SFD-NT(近日発売予定) MsysNetシステムの監視・操作用ソフトウェアSFDは、信頼性の高い独自のリアルタイムOSをプラットホームとし、シンプルで必要十分な機能と優れた操作性を特長としてきました。一方、リアルタイム・マルチタスクOSとしての信頼性が向上したWindows-NT4.0の登場以来、増大しつつある、Windows環境下で動作する監視・操作ソフトウェアへの要求に対応するため、Windows版の監視・操作ソフトウェアSFD-NTを新たに追加します。SFD-NTの主な特長は以下に挙げるとおりです。 I.現行のSFDの仕様を基本とした簡便でユーザーフレンドリな操作・監視機能を、シンプルなソフトウェア設計により実現。PCに対するソフトウェア負荷を大幅に軽減。 II.Windows環境を最大限に利用した優れた操作性と、最大1280×1024ドットの高精細度画面表示を実現。 III.パッケージ化されたNT版I/Oサーバを介し、汎用の表計算ソフトやDBソフトとの間で、プロセスデータの授受が可能。 IV.レトロフィット機能により、現在のSFDで作成したソフトウェア資産がそのまま利用可能。 V.I/Oサーバー部へのオプショナル機能の追加によって、今後標準化が進むと考えられる、OPCサーバー<注2>としての対応が可能(将来構想)。 なお、現在のソフトウェアSFDについてもトレンド機能や画面展開機能を強化のうえ、販売を継続します。 ●ビルダーソフトSFE-WIN (近日発売予定) 制御カード/ユニットなど各種NestBus機器のソフトウェアは、ビルダー用ソフトウェアSFEを用いて、パソコン上から構築しますが、さらに簡単にソフトウェア構築ができるようにWindows上で動作するSFE-Winを新たに追加します。SFE-Winの特長は以下に挙げるとおりです。 I.Windows-NT、もしくはWindows95を搭載した汎用のパソコン上で動作。 II.CADと同様な方法でビジュアルなループ構築が可能。 III.Windows-NT上でSFD-NTと共存させることによって、Bus経由でNestBus機器のオンラインビルダ/メンテナンスが可能。 なお、SFD-NTおよびSFE-WINについては、10月に開催される下記の展示会に出品の予定です。ご興味をおもちの方のご来場をお待ちしています。 INTERMAC'97(旧名称:国際計測工業展):10月21日~24日 システムコントロールフェア'97:10月28日~31日 詳細については、記事冒頭のフリーダイヤルまでお問い合わせください。 <注1>IBMが販売しているOS/2の1つのバリエーションで、LAN機能を含んだOS/2の商品名。 <注2>OPCとはOLE for Process Controlの略で、異なるベンダーの製品を自由に接続したいという願望を実現するための試みです。制御機器間でデータをやりとりするため、ユーザーアプリケーションは、OPCが定める統一規則に基づいて要求します。各工業機器ベンダーはこの要求を解釈して、自社機器を動作させるソフトを準備します。これをOPCサーバーと呼びます。詳しくは、本誌前号の計装豆知識を参照してください。 【(株)エム・システム技研 営業技術部】 |