コンに読み込むこともできます。
 音声通報設定画面を図4に示します。第1~第8端子の上向き矢印“↑”は、その入力端子の接点信号がオフからオンに変化したときに、実行する動作であることを意味しています。同様に、“↓”はオンからオフに変化したときの、実行動作を意味します。“有効”は、この変化を検出するか無視するかを指定します。“通報文”は、この変化が発生した場合に音声で送出する文言であり、パソコンのかな漢字変換機能を使って設定します。設定できる文字数は最大32字です。もちろん漢字が混ざってもかまいません。実際には、この文頭に月、日、時、分が付加されるため、最大45文字の通報文になります。
 45文字の通報文の例:“10月9日23時7分マンホール水位上昇。ポンプ2台運転に入りました。今後の雨量に注意”
 「てれまる」では、このようにユーザーが音声通報内容を文字列として、自由かつ容易に設定したり変更したりすることができます。
“V1”、“V2”は、音声による通報先の指定です。この事象が発生したときV1の電話に通報するか、V2の電話に通報するか、両方に通報するかの指定ができます。携帯電話、PHS電話も利用できます。
 ポケベル通報設定画面も図4と同様な画面です。
 漢字ポケベルに対する設定は、音声設定と全く同じ要領で行います。図5に、漢字ポケベルへの通報例を示します。漢字ポケベルは、NTTのインフォネクストサービスで実施されていますが、それぞれの地域でのサービス実施状況については、NTTにお問合わせください。一般のカナ数字ポケベルに対する設定方法は機種によって異なります。電話機の押釦を使って、そのポケベルにメッセージを発信する場合とまったく同じやり方で、パソコンのキーボードから、この画面に設定します。“P1”、“P2”はポケベルによる通報先の指定であり、その用途は音声の場合の“V1”、“V2”と同様です。
 通報先設定画面を図6に示します。V1とV2(音声通報先電話番号1と2)およびP1とP2(ポケベル通報先電話番号1と2)を設定します。
 環境設定画面を図7に示します。
「てれまる」が電話をかける際の、呼出しベル回数、リダイヤル回数、リダイヤル待ち時間などのパラメータおよび送出音声の高低、強弱、速さなどのパラメータをこの画面を使って設定します。
 これらの設定作業の結果は、「てれまる」設定ファイルとして、各「てれまる」に対応した固有のファイル名を付けて、パソコン上で管理、運用されます。「てれまる」への実際の書き込み作業は、「てれまる」が設置されている現場にノートパソコンを持って行き、RS-232-Cケーブルを接続して行うこともできますし、上述のプラグイン構造を利用し、「てれまる」を現場から取り外して管理室に持ち帰って書き込んだ後、現場に戻す方法をとることもできます。

4.停電対策

 「てれまる」盤面のBATT入力端子を介して、別売りの電池ユニットを接続することができます。これを利用すれば、運転を約1時間継続することできます。また、内蔵カレンダー回路には専用電池が組込まれていますから、停電しても時刻が失われることはありません。

おわりに

 冒頭に述べたように、「てれまる」は取扱いが簡便で、すぐに役立つ製品であることを目指しており、ユーザーの皆様からご意見をいただいて、さらに改善してゆきたいと考えています。

     
図4 音声通報設定画面















図5 漢字ポケベルへの通報例






図6 通報先設定画面


図7 環境設定画面
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