めであろうと考えられます。
 上記の特色がよく現れている受注システムの例として、最近稼働を始めた、ある化学プラントにおけるシステムの構成を図1に示します。
 図1において、中央側の本社工場には、ワンループコントローラABAやDCSユニットSMAなどのスーパーDCS群が設置され、プロセスの制御を行っています(このシステムはPLCインタフェースSMDLにより、他社製PLCともリンクされています)。一方、本社工場から約20km離れたA基地にもワンループコントローラABAが設置され、プロセスの制御を行っていますが、制御Bus(NestBus)はモデムインタフェースSMDMを介し、NTT一般公衆回線を経由して本社工場の制御Busに接続されています。このような構成によって、中央側のオペレータズユニットOPUからは、本社工場側と併せて、A基地側の制御ループに対しても、一括して監視・操作を行うことが可能になっています。

新製品情報

  ●バッチ報機能
 監視操作ソフトSFDの帳票機能にバッチ報を追加可能としました(オプション機能)。
 これまでの日報、月報機能が時系列のデータ(一定時間間隔で収集されたデータ)を定刻、定日、定月単位で帳票化するのに対し、バッチ報機能は、たとえばバッチ型プロセスの運転開始や終了といった、任意のイベントごとにデータを収集し、バッチ運転単位で帳票を作成するものです。
 データの収集や加工・編集にはLOTUS 1-2-3のマクロ機能を用いているため、お客様側でご希望に応じて自由な書式の帳票が作成可能です。
 また、バッチ報にはレシピ機能も付属しており、バッチ運転に必要なパラメータ類を下位の制御カードにダウンロードすることができます。
  ●パネル埋込形オペレータズユニット(形式:OPUF)
 タッチパネル機能付き10.4インチ液晶モニタを持つパネルコンピュータに、監視 操作ソフトSFDを組み込みました。
 監視・操作機能はデスクトップ形のオペレータズユニット(形式:OPU)と基本的に同等です(ただし、帳票機能は含まれていません)。
 パネルコンピュータ本体は防塵、防滴仕様(パネルに水をかけて洗っても大丈夫)であり、操作室のない現場環境や、現場でのパネル操作が主体となるプラント向けのマンマシンインタフェース用機器として最適です。
(以上の製品は、'97年1月に正式発売します。なお、製品の詳細につきましては、冒頭欄外に記した担当の福浦までお問い合わせください。)

【(株)エム・システム技研 開発部 主席技師 MsysNetグループ長】


     
































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