デジアラーム:AS4Fの紹介



(株)エム・システム技研 開発担当


1.概要

 デジアラーム(形式:AS4F)は、エム・システム技研が4月に発売を予定している4段警報設定器です。警報設定器は、監視対象のPV値(入力値)が、与えられている警報設定値を超えているか否かを判定して、結果をリレー接点出力する働きをします。この判定出力は、直接アナンシエータ回路に導かれてアラーム警報を発したり、また多くの場合シーケンサの入力に接続されて、より高度な論理判断のための情報として用いられます。このように異常発生を直接検出して報知するという、基幹的な役割を担っています。
 AS4Fは次に列挙する特長をもっています。
 (1)4段階の警報設定と、それに対応する警報リレー接点出力ができる。
 (2)4桁のLED・7セグメント表示器を備えていて、PV値と警報設定値を実量値で表示/設定できる。
 (3)確認表示や設定をすべて盤面から操作でき、補助設定器材を必要としない。
 (4)パラメータの設定変更は、アップ、ダウン方式で連続的に行うため、動作の突変がない。

2.外形

 図1にAS4Fの外形図を示します。筐体はエム・システム技研のM・UNITシリーズ変換器と共通で、W=50mm、H=80mm、D=103mm(端子台含めて132mm)です。端子は11ピンのプラグインタイプであるため、信号や電源を配線した後での本体の着脱が容易に行えます。また密着取付けが可能です。
3. 盤面と操作の概要

 図2にAS4Fの盤面図を示します。
 (1)DATA表示器:4桁の赤色LED・7セグメント(小数点付き)表示器です。常時はPV値を表示します。また警報設定値をはじめとする各種パラメータの実量表現による確認表示や設定操作時に使用します。
 (2)ITEM表示器:DATA表示器に表示されているデータの種別を表示します。
 (3)消灯モード:DATA表示器とITEM表示器は、省エネルギーのために、最終キー操作後30分で自動的に消灯します。
 (4)ALARM表示ランプ:赤色LEDランプです。L1、L2、L3、L4の4つがあり、各々警報リレー1、2、3、4に対応しています。それぞれの設定値に対して、PV値が警報状態にあり、リレーを駆動して警報出力しているとき、該当するランプが点灯状態になります。
 (5)ITEM番号操作キー:ITEM番

     
















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