他社との競合見積りになりました。しかし、1/2号炉におけるMsysNetの稼働実績がユーザーに高く評価され、今回の受注につながりました。
 増設システムが納入されると、1~4号炉のプロセスを併せて、制御ループ数約270、監視ループ数約400、接点入出力数約3000という大規模システムになります。このシステム規模は、仮に大手DCSメーカーが保有するマルチループタイプの大型DCSでシステムを構成した場合でも、4~5台の制御ステーションが必要になると想定され、中~大規模なシステムに相当します。このようなシステム規模に対してMsysNetが適用されたということは、MsysNetが本格的なDCSとして、十分に実用に耐えることの証明と考えられます。また、システムのコストや機能面での充足度を考えると、MsysNetに代表される最近のパソコン計装の流れが、今後のDCSの市場性を大きく変えて行く可能性があることがうかがえます。
 ●これまでにMsysNetニュースでご紹介してきた納入例を、実績表として整理いたしました(納入システム数は、1997年1月末現在で、230を突破しています)。参考用としてご提供できますので、必要の節はお問い合わせください。

新製品情報

 ●OPU画面のプリンタによるカラーハードコピー機能追加
 OPUの表示画面をインクジェットプリンタ等の汎用カラープリンタでハードコピーできる機能を追加しました。これまでは、OPUの画面のハードコピーをとる場合、CRT画面表示用のRGB信号を入力する専用のカラーハードコピー機が必要であり、その本体価格およびランニングコストが割高でしたが、本機能によって、カラーハードコピーの1枚当たりコストを安価に抑えることができます。また、カラーハードコピー用のプリンタは、帳票、およびメッセージ印字用としても共用できるため、システムのトータルコストも下げることができます。
 本機能は、1997年3月末以降に出荷するOPUには標準装備されます。それ以前の出荷分および既設のOPUに本機能を付加するためには、監視・操作ソフトウェアSFDをバージョンアップする必要があります。また、カラープリンタを付加する場合はプリンタバッファの使用を推奨いたします(図2参照)。
 なお、これらの機器はユーザーにご調達いただきますが、エム・システム技研にて適合機種を推奨いたします。詳細に関しては本記事冒頭のフリーダイヤルへお問い合わせください。

【(株)エム・システム技研 開発部 主席技師MsysNetグループ長】

     

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