機器に印加され破壊につながります。エム・システム技研の避雷器は2段構成になっているため、このV1をLとSA2とでさらに分圧する形になり最終的に機器にかかる電圧はSA2の制限電圧V2になります。V2の値は各避雷器によって異なりますが、直流電源用避雷器では70~200V、交流電源用避雷器では350~700V程度になっています。
 ●発火防止用ヒューズが付いています
 電源用避雷器の場合に、度重なる雷サージによって電圧制限素子が劣化すると、もれ電流のために素子が加熱し発火する恐れがあります。
 これを防止するため、ヒューズなどを使用した保護回路を完備しておくことが必要です。
 ●供給電源を遮断しません
 発火防止用ヒューズは供給電源を遮断するのではなく、過大電流によって素子を回路から切り離すように動作します。これは、供給電源を突然切るとシステム全体としては、かえって大きなトラブルの原因になる場合があるためです。
 ●異常表示ランプが付いています
 また、ヒューズが切れたことを外部に知らせるためのLED表示ランプを備えています。ヒューズが切れると表示ランプが消灯します。

おわりに

 雷サージの侵入経路は、電源ケーブルだけではありません。屋外から入ってくる入出力信号用ケーブルや通信ケーブルなども、雷サージの侵入経路になります。これらすべての侵入経路にエム・システム技研の避雷器「エム・レスタ」を設けることによって、ほぼ完全に電子機器を保護することができます。
 信号用避雷器としては、信号の大きさや種類によって種々のタイプを用意しております。今回ご紹介した電源用避雷器と共にぜひ一度ご検討ください。

     









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