き最大16枚まで実装可能であり、設置スペースを小さく抑えることができます。また、変換器ネストに予備のスロット(空きスロット)を設けておけば、将来、電力量やその他の変数の測定点を増やしたいときでも、電力トランスデューサやその他の変換器カードを空きスロットに実装するだけで対応できます。
 ●もう1つの例として、図3に、某食品会社向けのシステム構成を示します。本システムも前例と同様、工場内の各電力負荷の集中監視、ならびにデータロギングを目的としています。なお、この場合は電力量の測定に電力マルチメータ(形式:51U、図4参照)を使用しています。
 51Uは電力系統の1回路を接続するだけで、電流、電圧をはじめとして、電力(無効/有効)、電力量、力率、周波数、デマンド電流などの交流諸量を最大10要素まで測定可能であり、これらの測定データは51シリーズ用通信インタフェース(形式:SMDU)経由でNestBusに伝送されます。
 本システムでは、NestBus情報を仮想カード形PLCインタフェース(形式:SMDK)経由でM社製のシーケンサへ伝送し、シーケンサ側のアプリケーション機能によってデータの収集、監視、帳票作成などを行います。
 なお、本システムで採用された51Uは、汎用の110角サイズの広角度メータと取付け寸法が同一であり、既設設備における改造工事などの場合には、盤面の既存メータの取付け穴をそのまま利用することができるため、交換工事を簡単に済ませることができます。
 また、電流や電力などのトランスデューサが不要になるほか、複数のメータ(最大32台)を1ラインの通信線にマルチドロップ方式で接続できるため、盤内の省スペース、省配線化が図れます。

【(株)エム・システム技研 営業技術部】

     





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