ホットライン日記


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 Q:送水管の流量を測定し、流量制御をしたいと考え、エム・システム技研のパルスアナログ変換器(形式:JPA)で出力DC0~10Vを指定して、購入設置しました。しかし、まだ工事中のため、現場にはJPAの出力を受ける受信計器が入ってきていません。現場には0~5Vを受ける計器はあるので、それを使ってとりあえず流量を測定したいのですが、なにかよい方法がないでしょうか。ハンディコンソールタイプのプログラミングユニット(形式:PU-2A)で、JPAにあるリニアライズ機能を使用するとよいことは分かっていますが、これ以外にハードを使って行う簡単な方法を希望しています。




 A:変換器の電圧出力端子に2個のボリューム(VR1、VR2)を図2に示すように接続すれば、目的を達することができます。ここで、VR1は粗調整用、VR2は微調整用として使用します。注意すべき点は、使用するJPAの許容負荷抵抗に合うようにVR1とVR2の抵抗値を選択することです。設置されているJPAの許容負荷抵抗は10kΩ以上なので、VR1としては10kΩを選択し、VR2としてVR1の1/10の抵抗値を選択すると、VR1で10%~100%の調整、VR2で約10%の微調整ができ、出力レンジを0~5Vに圧縮することができます。



 Q:DC4~20mAでスピードの制御を行うコントローラへの入力信号(DC4~20mA)を制御回路から得ようと考えていますが、制御回路のグランド(GND)とスピードコントローラのグランド(GND)の電位が異なり、両グランド間に50V~100Vの電位差があります。このようなときには、どうすればよいでしょうか。


 A:それぞれの機器の間に電位差があるときは、それら機器間にアイソレータを入れることにより、信号(DC4~20mA)をほかの機器に渡すことができます。この場合は、図3に示すように電源なしアイソレータ(形式:SN)を入れれば問題は解決します。SNでは、内部回路動作用電源を制御回路の出力信号から得ていますから、電源を別に用意する必要はありません。SNの入出力の耐電圧はAC500V(1分間)あるので問題はありません。ただし、DC4~20mAを出力する制御回路の許容負抵抗が250Ω以上であることと、スピードコントローラの入力インピーダンスが50Ω以上350Ω以下であることが必要条件です。


     



















図2













図3
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