降では、このようにユニット機器に着目した応用例を、順次紹介させていただきたいと思います。
 まず本号では、プラグインタイプのDCSユニット(形式:SMA)を、複合演算器として使用した例をご紹介します。
 SMAはソフトウェア計器ブロックとして、PID調節ブロック以外に約60種類の各種演算ブロックを標準装備し(表1参照)、これらの演算ブロックの機能を応用して、様々な複雑で高度な演算の要求を、ほとんどすべて実現することが可能です。
 図3、図4は、SMAをそれぞれ流量の温度・圧力補正演算器、およびカロリー演算器として用いた例です。ここに挙げた機能は、ごく一般的な演算内容から構成されてはいますが、従来の計装システム機器だけでこれらの機能を実現しようとすれば、演算系を含むシステム全体をDCSで構成するか、あるいは高価なプログラマブル演算器を用いなくてはなりません。しかし、SMAで実現したスーパー演算器は、このような比較的単純な機能要求に対しては、簡単な機器構成で経済的に対応することができます。
 ここに挙げた例以外にも、様々な業種やプラントに特有の、特殊で高度な演算の要求に対して、MsysNetのスーパー演算器は極めて柔軟に対応できます。
 ここにご紹介したアプリケーション、また製品情報についてご興味やご質問がありましたら、ぜひ冒頭に挙げたフリーダイヤルにてお問い合わせください。

【(株)エム・システム技研 営業技術部】

     




表1
SMAの演算ブロック
(MsysNet製品共通)




図3



図4
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