1999年4月号
ネットワーク計装部品MsysNetシステム

MsysNetニュース

 No.34
 本文の内容に関してご質問やご要求がありましたら、MsysNet専用フリーダイヤル 0120-18-1291 にて担当の福浦までお気軽にお申し付けください。
受 注 状 況
●某浄水場向け「テレカプラ」システム
 電話回線を使用するシステムの中で、NTT公衆回線を使用するシステムのことを、エム・システム技研では「テレカプラ」システムと呼んでいます。「テレカプラ」システムでは、回線は常時つながっているのではなく、必要に応じて親局と子局の間で電話をかけてデータを送受信します。
 電話をかけるタイミングは、たとえば次のような場合が考えられます。
●子局側で、異常データが検出された場合
●親局側で、子局側の現在のデータを入手したい場合
●親局側から子局側の設定値を変更したい場合
 MsysNetでは、1つの親局に対して、16局の子局を設定することができます。すなわち、1つの親局は16箇所に点在する設備やシステムとの間でデータのやりとりができます。
 しかし、子局の数がさらに増えた場合、または通常の電話としても使いたいという場合など、親方向間に2回線引きたいケースもでてきます。
 このようなケースで、親局側にISDN回線を用いたシステムを受注しましたので、以下にご紹介します(図1参照)。
 ISDNでは、ターミナルアダプタ(TA)を介してアナログ2回線をとることができます。この例は、その点を利用したシステムです。基本料金で比較すると、通常のアナログ回線は1局あたり2,600円ですから2局で5,200円ですが、ISDNの場合は、付加サービスなしの場合3,630円であり、ランニングコストが節約できます。また、デジタル回線1回線を別の用途に使うことも可能です。
 NTTのISDNサービス 「INSネット64」の開設に必要な料金は、表1に示すとおりです。

MKセミナー受講体験記
 毎月開催されているMsysNetに関するMKセミナーの受講者は、延べ500名を超えました。
 今月から、MsysNetに関するコースを受講された方の受講体験記を、紙面の許す限りご紹介することにしました。
 受講者はユーザーの方、システムインテグレータの方、代理店の方など、幅広い分野にわたっています。
 受講体験記についてはこちらからお願いする場合もありますが、読者の方からの自発的なご寄稿も歓迎します。所属なさっている会社、団体の宣伝も兼ねて、多くの受講者の方々にご寄稿いただきたいと願っています。
●受 講 者
オルガノ株式会社
 電力事業部 
 制御システム部プロジェクトG 有江 勇 様
 
オルガノ株式会社は、電力・半導体・環境設備用など大型水処理設備関連のエンジニアリングを行っています。私の業務は、電力会社向け水処理設備のうち、電気計装設備関係の計画業務です。
 セミナーを受講した動機は、MsysNet通信技術の基礎を、原理から応用まで実習をとおして教えてもらえるということであり、さらに無料で受講できるということも魅力でした。具体的なジョブをかかえているというわけではありませんでした。
 受講は、エム・システム技研の製品を使用した実習が主体であるため、原理的なことから、実際の使い方、身近な使用例などまで学ぶことができ、大変おもしろく有効だったと思います。
 電力事業部では、まだ実際にMsysNet製品を導入するには至っていませんが、他の事業部でPLCインタフェースユニットの使用実績があり、好評のようです。なお、エム・システム技研の変換器についてはすでに数多く使用しています。オルガノでも、パソコンを使用したDCSに関係するシステムを手がけることがありますから、今後利用可能な機器があれば検討したいと思っています。
 なお、さらに安価でコンパクトな製品が開発されることを期待しています。    ■

 【(株)エム・システム技研 営業技術部】
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