1998年1月号

の沿面距離、空間距離の確保
 4.部品の温度上昇の抑制
 今回とくに苦労したのは電源トランスの沿面距離の確保であり、1次2次巻線間に2重絶縁(1つの故障では絶縁が破壊されないよう、2重に施された絶縁)が必要であるため、トランスは新たに作り直すことになりました(図1)。
 2重絶縁にするため、電源側にケースカバーを取り付けて沿面距離および空間距離を確保しました。
 安全に関する試験については、
 ●トランスの温度上昇試験
 ●トランスの短絡試験
 ●耐圧試験
 および
 ●湿度試験後の耐圧試験
など各種の厳しい試験を繰り返し実施しました。そして、CEマーキングの条件を十分満足させることができました。
 適合するトランスの開発には大きな投資が必要でした。

おわりに

 エム・システム技研では、CEマーキングを取得した製品シリーズを今後もふやして行き、ペースプットシリーズなども用意する予定です。
 ペースプットシリーズは、CE、ULに対応し、DIN端子を採用しており(図2)、端子配線の接続が容易です。さらに、小形で手のひらサイズですから、みにまるシリーズ同様ご愛用ください。
 CEマーキング取得のため適合すべき規格は、安全に関する規格とノイズ耐量およびノイズを外部に出さないことを定めた規格であり、変換器を使用する際、これに合格した機種を選ぶことが安心であり有効であると考えられます。
 エム・システム技研製CEマーキング取得変換器の活用をご検討ください。





















     





図1 
2重絶縁を施したトランス




表2 
CEマーキング適合機種




図2 
ペースプットシリーズ
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