1998年2月号

運転時間積算変換器(形式:MWK)


(株)エム・システム技研 開発部


 はじめに

 電気・ガス・水道などの公共施設では、電気設備が何らかの原因で一時的にせよ停止したりすれば、たちまち市民生活への影響が出てきます。公共施設の維持管理に当たられている方々のご苦労は並大抵のものではないとお察しします。そこで今回は、そのような立場にある皆様に少しでもお役に立ちたいと考えて新規に開発した、設備の予防保全に最適な運転時間積算変換器(形式:MWK)をご紹介します。

1.主な機能と特長

 運転時間積算変換器は、ポンプや回転機などの運転中に発信される接点信号を受け、機器の運転時間を積算してあらかじめ設定した単位時間毎にパルスを出力する変換器です。
 一年中運転し、停止することが許されない上下水道や公共設備に使用されている機器の運転時間を管理し、メンテナンスの時期を把握して故障を未然に防ぐ目的に使用します。

2.アプリケーション例

 遠く離れたところにあるポンプ場に置かれたポンプの運転時間をテレメータで送信し、中央監視室で集中監視する例を図2にご紹介します。
 ここでは、3台のポンプの運転信号をそれぞれMWKに入力し、MWKで単位時間パルスに変換したのち、テレメータ(DAST-20)に渡しています。DAST-20は、NTT専用回線を使用して、数点の接点信号やアナログ信号を遠方へ伝送する低コストのテレメータです。このDAST-20の出力を中央監視室で3台の積算カウンタにそれぞれ表示することにより、離れたポンプ場にある3台のポンプの運転時間の積算値を監視できます。

3.仕 様




     






図1 
運転時間積算変換器
(形式:MWK、価格30,000万円)
















図2 
遠隔地ポンプの運転時間積算値を
監視するシステムの構成例
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