1998年3月号

コンパクト変換器
“ペースプット”シリーズ



(株)エム・システム技研 開発部


 はじめに

 エム・システム技研が日本で初めての計装用プラグイン形変換器「M・UNIT」シリーズを発売してから、すでに24年になります。おかげさまで、今日では年間25万台の変換器を世界中に出荷するまでに至りました。これは、ひとえにユーザー各位のご愛顧の賜と深く感謝しております。
 このたびエム・システム技研では、コネクタ形端子台を採用した前面端子構造のコンパクト変換器“ペースプット”シリーズの販売を開始いたします。
  “ペースプット”の命名は、プロセスオートメーションの「PA」、CEマーキングの「CE」、インプット、アウトプットの「PUT」をつなぎ合わせて「PACEPUT」とアルファベットで書き、これを“ペースプット”と読みました。
 以下、“ペースプット”シリーズの特長と概要についてご紹介します。

1.“ペースプット”シリーズの特長

 ●手のひらに納まるコンパクトサイズ、しかも低価格
 ●CEマーキング
 ●DC24V電源専用
 ●耐電圧AC2000V
 ●高速応答形を用意
 ●豊富な入出力仕様をラインアップ
 ●コネクタ形端子台を使用した前面端子構造

2.コンパクトサイズで低価格

  “ペースプット”は、手のひらに納まるコンパクトタイプの前面端子形変換器です。前面端子はコネクタ形端子台のため、メンテナンスが容易です。省エネルギー設計であり、もちろん密着取付が可能です。
 その外形寸法は、ハーフサイズ(M・UNITのほぼ半分の26mm幅)タイプの従来品と比較しても、大幅に小さくなっています。また容積は約6割になっていますから、スペースの節約に役立ちます。プロセス計装にはもちろん、とくにFA(ファクトリーオートメーション)の世界で多用されているシーケンサへの入力用として最適なうえ、各種機器に直接組み込んで使用するのにも適しています。
 また、充実した機能をもたせながらも徹底した低コスト設計を行っており、表1に示すようにお手頃な価格を実現しています。

3.CEマーキング

 CEマーキングは、EU(欧州連

     


















図2 外形図
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