2006年7月号
エムエスツデー 2006年7月号

少点数リモートI/O R7シリーズ
CC-Link用 少点数入出力ユニット(形式:R7C)
(株)エム・システム技研 開発部
は じ め に
エム・システム技研では、組合せ自由形のリモートI/Oとして、かねてよりR3シリーズ、R5シリーズをご提供しています。両シリーズは、少しでも多くのフィールドバスに対応するとともに、多種類の入出力信号の組み合わせにも対応させるため、通信ユニットと入出力ユニットを分離した構造になっています。
このため、少点数の入出力が分散して存在する場合には、必要とするユニットの実装に関して大きなスペースを必要とします。
この問題を解決するため、このたび、通信と入出力の両ユニットを一体化した「R7シリーズ」(図1)を新たなシリーズとして追加することになりました。
今回は、この少点数リモートI/O R7シリーズ のうち、「CC-Link用 少点数入出力ユニット(形式:R7C)」についてご紹介します。
1.概 要
R7Cは、CC-Linkに接続可能なリモートI/Oです。供給電源、通信および入出力の各ユニットが一体となり、分散して存在する入出力信号をCC-Linkを経由して効率よくPLCなどに取り込むことができます。
2.特 長
(1)小 形
基本ユニット:W115×H50×D54mm (図2)
増設ユニット:W94×H50×D54mm (図2)
(2)接点入出力の増設機能
基本ユニットに対して、増設用接点入力ユニットまたは増設用接点出力ユニットを接続することができます(ただし、接点出力タイプの基本ユニットには、増設用接点出力ユニットだけが接続可能)(図3)。
このような構成によって、熱電対入力とともに接点入力を備えたユニットにしたり、アナログ出力とともに接点出力を備えたユニットにすることなどが容易に実現できます。
(3)2ピース端子台
基本ユニットのCC-Link・供給電源用端子台と入出力用端子台は2ピース構造で、メンテナンス性に優れています。
(4)設定が容易
局番と伝送速度をパネル前面のロータリスイッチを使って設定するだけでCC-Linkと接続できます(なお、PLC側の設定は必要です)。
また、入力レンジや接続するセンサの形式についても、パネル前面のディップスイッチで設定することができるため、パソコンなどによる複雑な設定は必要としません。
たとえば、4点の熱電対入力に同じ種類のセンサを使用する場合には、ディップスイッチの操作だけで設定が可能です。
(5)複雑な使用にも対応
4点の熱電対入力に対し、異なるセンサ(4種類の熱電対)を用いる場合には、「コンフィギュレータ接続ケーブル(形式:MCN-CON)」と「コンフィギュレータソフトウェア(形式:R7CON)」を用いることにより、パソコンによる設定が可能です。
同様に、直流電圧の入力レンジを各入力ごとに設定することも可能です。
すなわち、チャネル0をDC−10~+10V、チャネル1をDC−1~+1V、チャネル2をDC1~5V、チャネル3をDC4~20mAというように設定できます。
(6)豊富な入力レンジ
R7Cのうち、直流電圧/電流入力ユニット(形式:R7C-SV4)では、直流電圧入力8種類、直流電流3種類の入力レンジを準備しています。ディップスイッチを操作するだけでレンジを変更できるため、多くの機種を準備する必要がありません。
3.製品の種類
表1にR7Cの製品の種類を示します。
表1 R7Cの種類
形 式 |
点数 |
概 要 |
機 能 |
|
基本 ユニット |
R7C-SV4 | 4 |
直流電圧/電流入力 | DC−10~+10V、DC−5~+5V、 DC−1~+1V、 DC4~20mAなど |
R7C-TS4 | 4 |
熱電対入力 | 熱電対(K、E、J、T、B、R、S、C、N、U、L、Pなど) | |
R7C-RS4 | 4 |
測温抵抗体入力 | 測温抵抗体(Pt100、JPt100、Pt50、Ni100など) | |
R7C-DA16 | 16 |
接点入力 | NPN、PNP共用 | |
R7C-DC16A | 16 |
トランジスタ出力 | NPN出力 | |
R7C-DC16B | 16 |
トランジスタ出力 | PNP出力 | |
R7C-YV2 | 2 |
直流電圧出力 | DC−10~+10V、DC−5~+5V、 DC−1~+1V、 DC−0.5~+0.5Vなど |
|
R7C-YS2 | 2 |
直流電流出力 | DC4~20mA | |
増設 ユニット |
R7C-EA16 | 16 |
増設用接点入力 | NPN、PNP共用 |
R7C-EC16A | 16 |
増設用トランジスタ出力 | NPN出力 | |
R7C-EC16B | 16 |
増設用トランジスタ出力 | PNP出力 |
4.パネル図
図4にR7Cの前面パネル図を示します。
お わ り に
エム・システム技研では、CC-Link用少点数リモートI/O(形式:R7C)に引き続き、DeviceNet用(形式:R7D)、Modbus用(形式:R7M)も準備しつつあります。
また、今回ご紹介した機種以外についても入出力の種類の拡充に努めて参ります。ご意見やご要望など、お気軽にエム・システム技研のホットラインまでお寄せください。