MGTrend｜コンパクト一体形リモートI/O　R7シリーズ　電力マルチユニット

2010年7月号

エムエスツデー　2010年7月号

コンパクトマルチ　コンパクト一体形リモートI/O　R7シリーズ電力マルチユニット

　コンパクト一体形 リモートI／O　R7シリーズに「電力マルチユニット」が新たに加わりました。「電力マルチユニット」は手のひらサイズのコンパクトな形状でありながら電力マルチ機能を十分に備えていて、有効電力、無効電力、力率など電力諸量を算出し、上位に伝送します。

　入出力の種類は、入力別に1回路入力および接点入力4点（および積算パルス数 4点）のタイプと2回路入力タイプの 2種類をご用意しました。対応する通信ネットワークも3種類からアプリケーションに応じてお選びいただけます。

　入力回路の種類は、単相2線式や単相3線式、三相3線式はもちろん、サイズおよび価格はそのままに三相4線式にも対応しています。

　電流測定にはクランプ式交流電流センサを使用するため、CT（計器用変成器）を用意しなくても済みます。クランプ式交流電流センサはワンタッチ式クランプであり、既存設備への取付が容易です。また5～600アンペアの幅広い入力レンジを用意しています。

リモートI／O　R7シリーズ

CC-Link対応　　　R7CWTU　基本価格：88,000 円
LONWORKS対応　 R7LWTU　基本価格：88,000 円
Modbus対応　　　R7MWTU　基本価格：80,000円

種　類	単相2線式、単相3線式、三相3線式、三相4線式
回　路	・1回路＋Di 4点（内部電源 5V）・2回路

パネル図（CC-Link対応「R7CWTU」の場合）

これ1台で電力はもちろん、ガスも水道も計測できます。

　「電力マルチユニット」は、エネルギー消費量の管理に必要なすべての情報を１台で収集できます。

　「電力マルチユニット」の１回路入力用は、接点信号入力が４点付いており、上位通信には接点の状態（オンまたはオフ）とその積算値つまり積算パルス数を、それぞれ４点、合計8点出力しています。

　この接点信号または積算パルス数を使えば、電力計測のほか、ガス使用量、水道使用量など「電力マルチユニット」１台で計測できます。

国内工場用はCC-Linkを使い、海外工場の仕様はModbusを・・・。と使い分け

　「電力マルチユニット」の対応ネットワークは 3種類です。同一形状同一仕様でネットワーク仕様だけが 3種類あることから、「国内工場用はCC-Linkを使い、海外工場の仕様はModbusを・・・。」と使い分けられるお客様もいらっしゃいます。

基本ユニットと増設ユニット

　コンパクト一体形 リモートI／O　R7シリーズは電力や接点入出力以外にも、直流入力、熱電対入力、測温抵抗体入力など様々な機種を揃えています。さらに増設ユニットも揃えていて、基本ユニットにワンタッチで取付けて使用できます。

機　器　仕　様
接続方式：M3ねじ端子接続
結線方式：単相2線、単相3線、三相3線平衡および不平衡負荷、三相4線平衡および不平衡負荷
計　測　項　目
電　　　圧：R − N、S − N、T − N、R − S、S − T、T − R
電　　　流：R、S、T、N
有効電力：R、S、T、Σ
無効電力：R、S、T、Σ
皮相電力：R、S、T、Σ
力　　　率：R、S、T、Σ
周　波　数
有効電力量：受電／送電
無効電力量：受電／送電／遅れ／進み
皮相電力量
デマンド有効電力
デマンド無効電力
デマンド皮相電力
デマンド電流：R、S、T、N
高　調　波：Σ ・電　　圧：R − N、S − N、T − N、R − S、S − T、T − R ・電　　流：R、S、T、N
ピーク積算時間
オフピーク積算時間
各最大値、最小値
各デマンド履歴：1 ～ 4
入　力　仕　様
周　波　数：50／60 Hz 共用
電　圧　側（定格電圧）・線　　　間：AC 240 V ・N − 線間：AC 138 V
電　流　側 CLSE−R5：AC 0～5 A CLSE−05：AC 0～50 A CLSE−10：AC 0～100 A	CLSE−20：AC 0～200 A CLSE−40：AC 0～400 A CLSE−60：AC 0～600 A
接点入力コ　　モ　　ン：マイナスコモン最大入力周波数：10 Hz 最小パルス幅：50 ms 積算パルス数：0～999 999 999 カウントオーバーフロー時の動作：リセットして1から再カウント
検出電圧／電流：約DC 5 V／5 mA

リモートI/O R3シリーズ新製品情報　スプリング式端子台タイプR3S

リモートI／O　R3シリーズ　R3S機種一覧

・2重化　＋5,000円