2020年7月号
エムエスツデー 2020年10月号

Products Review
角度や位置の変位を正確に検出し伝送します。
2線式ポジション発信器
VOS2Tシリーズ
(*1)カバー取付けねじの締付トルクが1.2〜1.6N・mの場合
決め手は角度センサインダクポットです!
エム・システム技研の2線式ポジション発信器には、1989年にVOSシリーズを発売して以来、31年の歴史があります。
とくに角度センサにインダクポットを採用したVOS2Tシリーズは、コンパクトでありながら、高信頼・長寿命を実現し、ご好評をいただいています。
VOS2Tシリーズには、リニアモーション形(形式:VOS2T)とロータリモーション形(形式:VOS2TーR)があります。
今回は、この2線式ポジション発信器VOS2Tシリーズの様々なアプリケーション例をご紹介します。
接続例

外形寸法図(単位:mm)
写真はVOS2Tです。レバーはストロークが30〜100mmのタイプを使用し、レバー位置は上側取付、
G 1/2 ケーブルコネクタ付です。 詳しくは仕様書をご覧ください。
アプリケーション例紹介
空気圧式調節弁
発電所では、空気圧式調節弁が、燃料ガス用調節弁、過熱器スプレー調節弁、給水加熱器水位調節弁、起動用給水流量調節弁、主給水流量調節弁など様々な用途で使われています。これら空気圧式調節弁の開度監視の目的に2線式ポジション発信器が使われています。
ボイラの排気ガス用ダンパ
発電所や紙パルプ工場などには、大規模なボイラ設備があります。これらボイラの排気ガスは、脱硫や脱臭などの工程を経て煙突から排出されます。この処理装置の排気ガス流量を制御するため煙道にダンパが設置されています。このダンパの開度監視の目的に2線式ポジション発信器が使われています。
ボーディングブリッジ
航空機は機種ごとに搭乗口の高さが違い、また停止する位置も異なります。ボーディングブリッジは、それぞれの状況に合わせて伸縮・旋回・昇降ができるようになっていて、自在に動かせます。このボーディングブリッジの通路の傾きを検出する目的に2線式ポジション発信器が使われています。
ペーパ巻取機
ペーパを巻取ると、次第にロールの径が太くなります。径が太くなると巻取るスピードも比例して早くなります。このため径が太くなると、それに合わせて巻取りスピードを遅くしなければなりません。2線式ポジション発信器は、この径の太さを検出する目的に使われています。
ゴミ投入量換算設備
ゴミピットから焼却炉へのゴミ投入量を計測するため、ゴミコンベア上を流れる単位時間あたりのゴミの高さを元に投入量を推算します。このゴミの高さを検出する目的で2線式ポジション発信器が使われています。
写真はイメージです。
防爆タイプのご紹介
防爆タイプはセンサに差動トランスを使用しています。
耐圧防爆形2線式ポジション発信器
リニアモーションタイプ(45°位置検出形)

レバーと測定対象を結ぶクランプセット(+10,000円)をご用意しています。
耐圧防爆形2線式ポジション発信器
ロータリモーションタイプ(90°位置検出形)

レバーと測定対象を結ぶリンクセット(+15,000円、+30,000円)をご用意しています。