エムエスツデー 2012年1月号

Products Review
BA9シリーズ FCUコントローラ/VAVコントローラ
マルチベンダ環境に対応
マルチベンダ環境に対応従来使用されてきた管理システムの多くは、シングルベンダ(単一メーカー)が提供するクローズドシステムでした。このため、電気・照明・空調・衛生・防犯・防災・監視などの各設備ごとに、特定のベンダが提供する個別の管理システムを設置しなければなりませんでした。
エム・システム技研ではマルチベンダ(複数のメーカー)が提供する多様な製品を活かし、有機的に相互運用を可能とさせ、単一メーカーに依存することなく、初期投資や維持管理費の軽減・リニューアルコストの低減を可能にするシステムをご提案しています。
新規・既設のFCU※1/VAV※2に対応できます。
BA9シリーズ「FCUコントローラ BA9-FCU」はファンコイルユニット用のデジタルコントローラです。また「VAVコントローラBA9-VAV」は、可変風量ユニット用のデジタルコントローラです。
どちらもLONWORKSに対応しています。新規・既設のFCU/VAVに対応でき、マルチベンダ環境で利用できる高性能なコントローラです。
FCUコントローラ BA9-FCU
FCUコントローラ 形式:BA9-FCU 基本価格:50,000円 取付版あり:+2,000円 |
FCUコントローラ BA9-FCU
項 目 | 仕 様 | 備 考 | |
CPU | FT5000 | ニューロンチップ | |
トランシーバ | FT-X3(FTT-10A相当品) | フリートポロジ、78kbps | |
使用温度範囲 | 0〜50℃ | − | |
使用湿度範囲 | 10〜90%RH | 結露しないこと | |
供給電源 | 85〜264V AC 50/60Hz | − | |
消費電力 | 100V AC 約5VA、 200V AC約6VA |
− | |
デジタル入力 | 出力 | 風量(L) | ファンモータ用リレー接点出力接 接点容量:125V AC 8A (抵抗負荷) |
風量(M) | |||
風量(H) | |||
バルブ1開(MV1) | バルブ制御用フォトトライアック出力 接点容量:125V AC 2A 250V AC 0.8A 推奨モータバルブ:日立バルブ ハイトルクミニ(小口径電動ボール弁) サイズ1/2〜2 |
||
バルブ1閉(MV1) | |||
バルブ2開(MV2) | |||
バルブ2閉(MV2) | |||
入力 | 接点入力 2点 | 無電圧a接点入力 約12V DC/5mA |
|
アナログ入力 | 入力 | 測温抵抗体入力(3線式) 2点 |
対応センサ:Pt100 許容導線抵抗:1線あたり10Ω以下 入力レンジ:0〜50℃ |
外形寸法 | W125×H140×D80mm | ハウジング材質:難燃性黒色樹脂 | |
取 付 | 壁またはDINレール取付 | 吊りボルトへ設置する際 注) | |
質 量 | 約420g | − |
VAVコントローラ BA9-VAV
VAVコントローラ 形式:BA9-VAV 基本価格:50,000円 |
VAVコントローラ BA9-VAV
項 目 | 仕 様 | 備 考 |
CPU | FT5000 | ニューロンチップ |
トランシーバ | FT-X3(FTT-10A相当品) | フリートポロジ、78kbps |
使用温度範囲 | 0〜50℃ | − |
使用湿度範囲 | 10〜90%RH | 結露しないこと |
供給電源 | 24V AC 50/60Hz | − |
消費電力 | 約2.5VA未満 | − |
アナログ入力 | 測温抵抗体入力(3線式) 1点 |
対応センサ:Pt100 許容導線抵抗:1線あたり10Ω以下 入力レンジ:0〜50℃ |
風速センサ入力 1点 | 入力レンジ ・0〜4.5V DC :0〜10m/s ・0〜5V DC : 0〜15m/s 0〜9m/s |
|
接点入力 | ダンパ開度接点入力 1点 | 無電圧a接点入力 約12V DC/5mA |
ダンパ全開接点入力 1点 | ||
接点出力 | ダンパ制御用接点出力 2点 | フォトMOSリレー出力 30V AC 50〜300mA |
外形寸法 | W125×H140×D55mm | ハウジング材質:難燃性黒色樹脂 |
取 付 | 壁またはDINレール取付 | − |
質 量 | 約260g | − |
注)設置する際の「取付板」もご用意しています。
詳細に関しては、別途ホットラインまでお問合せください。
※1. FCU(Fan Coil Unit) :コイル(熱交換器)・ファンモータで構成された空調機
※2. VAV(Variable Air Volume) : 可変風量制御装置
BA用コントローラの役割
上位システムが複雑化することなく、マルチベンダ環境のメリットを最大限に引き出せます。
構成図[拡大図]