2000年3月号


ホットライン日記

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Q DA変換器(形式:DA)を使い、PLCのDo(BCDの接点信号)を入力してアナログ制御信号を出力することを考えました。しかし、PLCとDAの間を接続したうえでDoを変化させましたが、出力のアナログ信号が変化しません。どのような原因が考えられますか。

A 出力側の負荷抵抗と電源電圧が正常であるとすれば、DAがロード入力(LOAD入力)(入力制御用ON/OFF信号(図1参照))で制御されていないことが考えられます。DAは、LOAD入力によりBCDデータを取り込み、出力信号の更新を行います。仮にもし、DA側が独自にサンプリングを行う方式だと、BCD信号の変化途中では入力信号を正しく検知せず、誤ったアナログ信号を出力することになります。なお、“LOAD入力なし”は、特物(標準製品以外の変換器)として製作可能です。
 DA変換器としては、このDA以外にDA2(図2参照)を新発売しました。DA2では次の主な機能が前面 パネルで設定できます。
 ①入力BCD 4桁(最大9999)、各種2進16桁を用意
 ②スケーリング機能
 ③入力論理選択


 

Q タンク水位を測定し、アナログ信号(DC4~20mA)を得て、現場パネル内にデジタル表示しています。現在、この信号を遠方の計器室に送りPLCに入力する設備を検討中です。しかし、水位 計アンプの負荷抵抗の許容残が100Ωであるのに対し、PLCのアナログ入力の入力抵抗は250Ωあります。何か良い対策はないですか。

A みにまるシリーズ直流入力変換器(形式:M2VS)を使い、入力形式“A1”を選択することにより、受信抵抗50Ωで負荷抵抗を750Ω以下にインピーダンス変換できます。さらに、M2VSは入出力絶縁であるため、信号の回り込みや、現場環境に起因する各種電気的トラブルの影響を最小限に抑えることができます(図3参照)。

みにまるは、エム・システム技研の登録商標です。
Q 空調設備会社ですが、このたびの法定計量 単位のSI(注)単位への統一にともない、ユーザーから、既設の熱交換器の表示を“cal(カロリー)”から“J(ジュール)”へ改造したいとの要求が寄せられています。要求事項は、パルスカウンタの表示単位 を“kcal/p”から“kJ/p”にすることです。熱交換器のパルス演算部の改造は、大掛かりになるため望ましくありません。パルスの処理で済むような良い対処方法はないですか。

A M・UNITパルスレート変換器(形式:JPRD)を使用することにより可能です。1kcal=4.186kJですから、JPRDによりパルス数を4.186倍に逓倍することで単位 変換ができます(図4参照)。なお、カウントミスを防ぐために、JPRDでは、周波数制限のうえ、カウンタの取り込み速度に合わせて一定幅のパルスを出力できます。

(注)SI:Systeme International d'Unites
Q A、B 2系統の流量を加算して表示する設備を検討中です。それぞれの流量 計は、A系統が0~1t/h(DC4~20mA)、B系統が0~2t/h(DC4~20mA)であり、加算結果 を0~2t/h(DC4~20mA)にしたいと考えています。この用途に適した変換器を紹介してください。

A 2入力の絶縁付アナログ式加算器(形式:ADS)があります(図5参照)。演算式は、出力=K1×入力1+K2×入力2となっており、各々の入力信号に掛ける係数は、0.1~1の間で設定できます(出荷時に設定)。今回の各係数は、入力1をA系統、入力2をB系統としたとき、K1=1t/2t=0.5、K2=2t/2t=1となり、演算式は、出力=0.5×入力1+入力2になります。演算器としては、ADSのほかにも、「JF」「JFK」「SBS」「MM」などがあります。とくに「JF」「JFK」には、プログラミングユニット(形式:PU-2A)を使用することで、各種の演算式と係数を現場で変更できる特長があります。
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