2000年8月号

ホットライン日記

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Q 最大DC150mAまで出力できる変換器を探しています。条件として、DC1~5Vの計装信号を入力し、出力電流は電磁コイルに流します。出力電流の最大値が120mA前後であり、また現場合わせするために、ある程度調整可能な製品を探しています。何か良い変換器はありませんか。

A 最大200mAまで出力できる絶縁付直流入力変換器(形式:SVA)をご提案します。このようにフルスケール(120mA前後)があいまいな場合には、それ以上あり得ない範囲での最小値、たとえば150mA(出力:0~150mA)で製作します。後は現場でスパン調整を行えばよいわけです。SVAの特徴は出力電流値を大きくとれることですが、そのほかゼロ調整範囲とスパン調整範囲を広くとれるという特徴も併せ持っています。ゼロ調整範囲は-25~+25%であり、スパン調整範囲は50~100%です。スパン調整範囲が50~100%であるため、出力電流は75~150mAの範囲で調整可能であり、現場での出力電流調整が可能です。


Q A、B 2系統からの、スケールが異なる水位計の信号(DC4~20mA)を、スケールを合わせて1台の記録計に入力し記録することを考えています。現場でのスケール合わせに適した変換器はありますか。

A 2つの水位計からのDC4~20mA信号のうちのどちらか一方に比率を掛け、他のスケールに合わせれば良いので、比率変換器(形式:MRTD)を使用してください。たとえば、入力A:0~10m、入力B:0~5mのスケールであれば、入力Bの4~20mA信号をMRTDで変換し、半分の4~12mAの出力にして記録計に入力すれば良いのです。
 また、MRTDでの比率設定は、変換器についている3桁ペンプッシュ式サムロータリスイッチを使って、0.1~3.99倍の範囲で自由に行えます。


Q 調節計の制御出力(DC4~20mA)をバルブアクチュエータに入力しています。手動設定を行う場合にポテンショメータ変換器などの出力を用いる方法は承知していますが、制御信号を突変させることなく切換えるための回路設計が煩雑です。なめらかに手動設定に切換えられる方法はないですか。

A アナログバックアップ(形式:ABF2)を使用すれば、出力をバンプレスに切換えられます。すなわち、突変のないなめらかな切換えが可能です。ABF2は、DCSや調節計の制御出力をバックアップすることを主目的としていますが、操作端の近くで目視で手動操作する場合にもお役に立ちます。
 インバータを用いてベルトコンベアの速度制御を行うことを検討しています。ポテンショメータを手動操作し、変換器を介してDC0~10V信号を得て、これを操作信号としてインバータに入力します。手動操作を行う際の安全性を確保するため、ポテンショメータを一定以上回しても、出力が制限されるようにしたいと考えています。リミッタ機能が付いたポテンショメータ変換器はないですか。

 スペックソフト形ポテンショメータ変換器(形式:JM)を使い、リニアライザの折れ線テーブルによって対応できます。たとえば、設定値が0~70%までは入力に比例したDC0~7V出力とし、70%を超えた場合には7V一定とする場合、プログラミングユニット(形式:PU-2A)により折れ線テーブルを次のように設定します。
 ITEM60 0、ITEM61 0:
       入力0%のとき出力0%
 ITEM62 70、ITEM63 70:
       入力70%のとき出力70%
 ITEM64 100、ITEM65 70:
       入力100%のとき出力70%


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