2000年10月号 | |||
ホットライン日記 | |||
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Q 炉の温度0~1200℃をR熱電対で測定するにあたり、熱電対からの信号を統一アナログ信号(DC4~20mA)に変換するとともに、熱電対が切れたときのバーンアウト検出信号を警報接点信号として出力したいのですが、どのようにすればよいですか。 A 直流出力付リミッタラームAE・UNITシリーズに、カップルリミッタラーム(形式:AET)を用意しています。AETは、各種熱電対を入力として、直流統一信号と警報接点信号2点を出力することができます。 AETにはバーンアウト機能(標準は上方振切れ)があり、熱電対の断線時に直流出力が100%以上(約120%)になります。警報動作点を最大の99%注1)とすることで、バーンアウト動作により断線を検出することができます。 注)常用計測範囲に99%が含まれている場合、この設定では断線でないのに警報信号が出る恐れがあります。このような条件は計測上も本来望ましくないので、AETの入力レンジを変更し、常用計測範囲に99%を含まないようにしてください。 *リミッタラームは、エム・システム技研の登録商標です。 |
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Q 現場盤の警報(接点信号)8点を計器室と警備室に多重伝送したいと考えています。伝送距離は約300m、伝送ケーブルには通信用ケーブルを使います。この用途に適した多重伝送ユニットはありませんか。 A 小形多重伝送ユニット(形式:22LA1)が適当です。現場盤には22LA1-3A4、計器室と警備室にはともに22LA1-3C7を配置し、22LA1-3C7のアドレスは2台とも同一にします。アドレスを同じにすることにより、1台の送信ユニットからの信号を複数の受信ユニットで同時に受信可能であり、同一データを得ることができます。 |
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Q 容積式流量計からの流量パルス信号をアナログ信号に変換することを検討しています。計測対象の特性に合わせて測定レンジを変更するため、入力パルスレンジをときどき変更する必要があります。パルスアナログ変換器(形式:JPA)を使ったとき、プログラミングユニット(形式:PU-2A)によって周波数を変更できることは知っているのですが、PU-2Aを用いずに、簡単に入力周波数を変更できる変換器はありませんか。 A レンジ可変形パルスアナログ変換器(形式:MPAU)を使えば、急に測定レンジの変更が必要になったときでも、ドライバー1本を用い、ロータリスイッチで入力周波数を変更できます。MPAUは不均等パルスの補正機能やアナログ出力回路用1次遅れフィルタ(時定数0~5秒の間で設定可能)も備えています。 MPAUは、現場環境、ご採用条件に適合するよう、様々な機能を用意しています。 |
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Q アナログ形ポテンショメータ変換器(形式:PMS)の購入を検討しています。なお、ポテンショメータの全抵抗値は500Ωまたは1kΩになる予定ですが、未確定です。仕様書を見ると、入力信号:全抵抗値100Ω~10kΩと記載されていますが、どういう意味ですか。 A エム・システム技研の各種ポテンショメータ変換器は、すべて定電圧検出方式を採用しています。すなわち、ポテンショメータの全抵抗となるMAX-MIN両端(図4の①③間)に一定の電圧(PMSでは、DC 0.5V)をかけておき、ブラシ位置②から分圧信号を得ます。このとき、全抵抗値100Ω~10kΩのポテンショメータを使えば、ポテンショメータの抵抗値の大きさに関係なく、適正な出力信号を取り出すことができるという意味です。 |
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