2000年11月号

ホットライン日記

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Q タンク内の液体の液位を圧力計を使って測定していますが、入れる液体の比重によって影響を受けます。そのため、圧力計からのDC1~5V信号に、液体に対応して係数80%または90%を掛けたのち、受信計器に入れたいのです。盤表面に係数設定器を取付け、これを実現することができますか。

A 乗算器(形式:MM)と指示計付手動操作器(形式:ABS)を組み合わせ、ABSを盤の表側に取付けることにより実現できます。乗算器MMに対し、第1入力として圧力計からのDC1~5Vの信号S1を、第2入力として盤表面に露出したサムロータリスイッチで変更したABSからの係数信号S2(80%:DC4.2V、90%:DC4.6V)を入力して乗算させれば、S1に対して係数0.8または0.9を掛けた信号が得られます。


Q アナログ信号をコンピュータに入力していますが、入力点数が多いためコンピュータの処理サイクルタイムが長くかかります。そこで、警報だけは短時間で出すようにするため、コンピュータの前段に警報設定器を置きたいと考えています。この目的に使える警報設定器で、入力信号をコンピュータ入力用に別途再出力する製品はありますか。

A 入力のアナログ信号を別途再出力できる警報設定器でプラグインタイプの製品として、直流出力付警報器(AE・UNITシリーズ)を用意しています。この製品はヒステリシス幅の変更(0.5、1~9%)も可能です。また、警報設定とヒステリシス幅設定には、サムロータリスイッチ(1%ステップ)を使用しているため、テスタなどを使用せず設定できます。AE・UNITシリーズの入力としては各種センサ入力タイプも用意しています。詳しくは、パンフレットや仕様書でご確認ください。


Q アナログ式加算器(形式:ADS)を用いて2系統からの流量信号を加算して表示することを検討中です。入力流量信号は系統1:0~100m3/h、系統2:0~200m3/hがともにDC4~20mA、出力信号は0~250m3/hをDC4~20mAにしたいと考えています。演算式(出力=K1×入力1+K2×入力2)の係数K1、K2は、どのように指定すれば良いですか。

A 出力スパンに比例した係数をご指定ください。系統1、2を入力1、入力2とした場合、K1、K2は次のようになります。
K1=100m3/h÷250m3/h=0.4
K2=200m3/h÷250m3/h=0.8


 交流電流(AC250A、AC 200Aなど数点)の信号をパソコンに取り込み記憶したいのですが、現場とパソコンとの距離は500mほどあります。何か良い方法はありませんか。

 交流電流を計器用変成器CTでいったん0~5Aに変換し、エム・システム技研のCT変換器(形式:CT)、PCレコーダ(形式:R1M)およびパソコン接続用の通信レベル変換器(形式:LK1-8-K)を使用することを提案します。R1MとLK1の間のケーブルとしては、シールド付ツイストペアケーブルCPEV-S 0.9φ 1Pを使用してください。


 ワンループコントローラ(形式:ABE)からの信号DC4~20mAと手動操作信号DC4~20mAを接点信号によって切り換えたいと考えています。適当な切換器がありますか。なおABEの出力には、記録計(受信抵抗50Ω)も直列に接続されていて、これは開放にしたくありません。

 アナログ信号切換器の両切りタイプ(形式:MNV-2)を提案します。このとき片方は開放になりますから、MNVの入力端子間にツェナダイオード(ツェナ電圧10V程度)を入れて開放しないようにしてください。

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