2001年8号

ホットライン日記

変換器のことなら何でもお電話ください。すべてのご要望にお応えできます。クレームについても対応します。
ホットラインフリーダイヤル 0120-18-6321

 
Q 既設のセルシン式タンクゲージの出力信号を、DC4~20mA信号に変換してコンピュータに取り込むため、セルシン変換器(形式:JS-1A-B)を購入して接続しましたが、タンクゲージの出力値と変換器の出力信号の表す値が合致しません。何が原因でしょうか。

A まず、変換器の測定入力レンジが正しく設定されているか確認してください。入力レンジについてご指定がない場合は、出荷時に0~270°に設定されています。これを変更する場合は、プログラミングユニット(形式:PU-2A)を使って、360°以内の所望の値に変えてください。次に、タンクゲージのゼロ点は、現場取付の関係で個々に違っていますから、変換器への入力ゼロ点の調整が必要です。ドライバで入力ゼロ点を調整し、タンクゲージの真のゼロ点と合致させてください。なお、調整用ボリュームとしては、入力ゼロ点調整、スパン調整、出力ゼロ点調整の3つがありますので、間違えないようお願いします。ご質問の場合、考えられる他の原因としては、セルシン発信器と変換器への電源接続の不調和があります。両者への接続が調和していないと、変換器出力が、セルシン発信器の軸換算で180°分ずれます。


Q 熱電対をセンサとして製品の温度特性試験を行い、得られた測定データをCSVファイル形式に変換してパソコンに保存し、後に表計算ソフトを用いて解析したいと考えています。このような目的に使える適当な製品はありませんか。

A
 PCレコーダ(形式:R1M-GH2)およびソフト(形式:MSR32)をご利用ください。PCレコーダを使用されれば、パソコンのモニタ画面にチャート表示するとともに、必要に応じてCSVデータとして保存することが可能です。R1M-GH2は16点の熱電対または直流信号を取り込みます。また、MSR32の使用により、マルチドロップ方式で接続した最大15台のR1Mが取り込んだ信号のうち任意の最大32chを表示するとともに、CSVデータとして保存します。またもし、温度センサがPt100など測温抵抗体の場合には、PCレコーダ(形式:R1M-J3)を使用されることにより、最大8点を取り込めます。


Q 計器室から500m離れたところに、現場指示用のポテンショメータ方式の水位計を設置しています。このポテンショメータ信号を計器室で監視したいのですが、現場には電源がないため困っています。また、計器室は冬の間は無人のため、担当者が2日おきくらいに確認に行く作業が必要です。専用回線による遠隔伝送方式も考えたのですが、ランニングコストを考えると、NTTの電話回線を利用し、1日1回10円で済む情報伝送方式の方が良いと考えられます。これらを満足する良い方法がないでしょうか。

A まず、ポテンショメータ信号の伝送については、電源配線が不要な2線式ポテンショメータ変換器(形式:PM2W)を使用され、その出力信号の遠隔伝送については、NTTの一般回線を通じ、電話での問合せに対して計測値(瞬時値)を音声で報告するてれとーく(形式:TLA)を使用され、図3のように構成されるのが良いでしょう。

*てれとーくはエム・システム技研の登録商標です。

戻 る 進 む

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.