2001年8月号 | |||||||||
Interface & NetworkNo.16 | |||||||||
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22LA1は、少点数のアナログ信号やデジタル信号の多重伝送を行う、M・UNITと同形状の小形多重伝送ユニットです。 22LA1ユニットでは、マスタステーションを必要としない、エム・システム技研独自の自律分散方式の通信プロトコルを採用しています。そして、分散設置されたユニットを、より対線(ツイストペアケーブル)を使ってマルチドロップ方式で接続するだけで、任意のユニット間の相互通信が可能です。伝送距離(ネットワークの総延長)は、最大500mです。なお、500m以上に対しては、リンクアダプタ(形式:DAL)を介し、最大10kmまでの長距離伝送が可能です。また、DALを使用する場合は、光ファイバケーブルの利用も可能であり、その際の伝送距離は数mから数kmまで可能です。 通信の設定は極めて簡単です。送信側、受信側として対になるユニットのアドレススイッチを互いに一致させるだけで、相互の通信が始まります。特別なプログラムやローダなどの設定器を必要とせず、デジボルやテスタだけで入出力伝送状態を確認できるため、変換器の感覚でお取り扱いいただけます。 伝送可能な信号の種類としては、接点信号、アナログ信号に加えてBCD信号の混在も許容できるため、工場内に分散しているパネル間での情報伝送や、距離を隔てた複数のPLC間での信号伝送など、幅広い用途にご利用いただけます。伝送信号点数を追加する場合も、最小限のユニット増設で対応できます。なお、パルス信号用入出力ユニットも間もなく発売開始の予定です。このユニットは、電力積算用パルス信号、容積式流量計のパルス信号などの伝送にも利用できます。
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