2001年10月号 | |||||||||||||
表示器付コントローラ「LogiTouchシリーズ」と
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(株)デジタル / (株)エム・システム技研 開発部 | |||||||||||||
本稿では、「LogiTouchシリーズ」と「82・UNITシリーズ」の概要についてご紹介します。
Type-Aは、接点入力16点、オープンコレクタ出力16点を内蔵しているオールインワンのベーシックなモデルです。Type-Bは、省配線システムである「FlexNetwork」をサポートし、「FlexNetwork」はビット換算で最大1008点まで拡張できるI/Oユニットです。Type-Cは、Type-BのI/O制御に加えて、温調器・インバータなど各種コントローラとの間のシリアル通信機能をもっています。 なお、Type-B、Cにおいては、「FlexNetwork」に接続する拡張I/Oとして、次項で紹介する82・UNITシリーズが使用できます。 共通仕様としては、表示部に視認性に優れた5.7型フルグラフィックのブルーモードLCDを採用するとともにタッチパネルを装備し、押ボタン・数値入力などの操作が行えます。 これらのシリーズ製品を用意することにより、広範囲な市場で要求される多種多様な仕様に対して、最適な一台をご選択いただけるようにしました。 ソフトウェアとしては、「LogiTouch Editor V1.0」を用意しています。このソフトウェアは、画面表示用の作画エディタと制御ラダーシーケンスエディタを融合させた画期的な統合開発環境をご提供します。前者は、プログラマブル表示器としてTOPシェアを誇るGPシリーズで採用されているGP-PRO/PBⅢをさらに使いやすくしたものです。また、後者は、国際規格IEC61131-3に準拠したPro-Control Editorを採用することにより、オープン化の流れに対応しています。これらのエディタを融合させることにより、作画・制御の同時開発、シンボルの共有化など一体感のある快適な開発環境を実現しています。
エム・システム技研は、「現場にあるアナログ信号と「LogiTouchシリーズ」、「GLCシリーズ」を簡単に接続する」方法の一つとして、この82・UNITシリーズをご提案します。 (1)豊富な入力信号 82・UNITシリーズとしては、直流信号、熱電対、測温抵抗体、ポテンショメータ、ディストリビュータ、交流信号、タコゼネレータ、CT、PTなどの入力信号に対応する11の機種を用意しました。したがって、大多数の入力信号に対応できます。形式と入力信号の一覧を表2に示します。 (2)表示器付コントローラと82・UNITシリーズ 82・UNITシリーズは、センサ信号の処理と接点入力機器を一体化させた動作を行います。コントローラのプログラムを作成する上では、アナログ信号を扱っていることをまったく意識させません。82・UNITシリーズの出力信号は12ビットのデジタル信号ですが、「FlexNetwork」の16点入力ユニットのI/Oドライバを使用して信号を取り込みます。したがって、実際のセンサや変換器がなくても、「FlexNetwork」の16点接点入力の機器があればシミュレーションを行うことができます。 82・UNITシリーズの入力仕様については、通常のアナログ信号変換器に対してと同じ感覚で機種を選定できます。また、「FlexNetwork」に関する設定方法も、他の「FlexNetwork」対応のI/O機器と同じにしています。
注)表示器とコントロール機能一体型グラフィックロジックコントローラ。 「LogiTouch シリーズ」についての照会先: 株式会社 デジタル 本社 〒559-0031 大阪市住之江区南港東8-2-52 TEL:06-6613-1101(代) FAX:06-6613-5888 「LogiTouchシリーズ」専用ホームページ LogiTouch LAND:www.fa-plaza.com 「LogiTouchシリーズ」サポートダイヤル: 03-5821-1255(月~金 9:00~17:00) 祝祭日およびデジタル夏期・冬期休業期間を除く |
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