2001年11号 | |||
ホットライン日記 | |||
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Q カップル変換器(形式:M2TS-2A-M、K熱電対用、測定範囲:0~300℃、出力:DC4~20mA)を購入しました。使用前に動作確認を行うため、入力端子①-④に、JIS
C 1602(K熱電対規準熱起電力表)を参考にして電圧発生器から規準電圧を模擬入力したところ、0℃対応0mV入力で約5.6mA(10%、30℃相当)、300℃対応12.2mV入力で約21.6mA(110%、330℃相当)になりました。すなわち、約30℃が加算されていることになりますが、変換器の調整に問題があるのでしょうか。 A カップル変換器は、熱電対で発生する熱起電力を変換しています。熱起電力は先端の測定部と受信計器の端子との間の温度差によって発生します。端子温度を0℃にすれば、規準熱起電力表どおりの値を得ることができますが、現実的には困難です。これを補正するために受信計器の端子(冷接点)温度のセンサ(CJM)と冷接点補償電圧発生回路を設けてあり、端子温度を計測して、それに対応する値を出力に加算する処理を行っています。お尋ねのように簡易的に動作を確認される場合は、規準熱起電力入力に対して、端子温度分が加算されて出力されることをご承知おきください。なお、正確な校正が必要な場合は、エム・システム技研までお問合せください。 |
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Q 乾燥機のラインに、高速回転するローラがあります。このローラの回転状況に応じ、次に挙げる希望があります。 ①停止状態から運転開始して、フル回転の30%以上の回転に到達した際に“通常運転中”と表示するランプを点灯させて、オペレータに伝えたい。また、80%以上になったときには“高回転中”のランプを点灯したい。 ②25%以下に低下した場合には接点信号を取り出し、停止用ブレーキを作動させて安全に停止させ、接点動作と同時に回転数も表示したい。なお、ブレーキの動作点は25~30%の間で調整する必要がある。 なお、回転数の信号はパルスで取出せます。これらの希望を実現するため、何か良い方法がないでしょうか。 A 直流出力付警報器のパルスリミッタラーム(形式:AESP)を使用されるのが良いでしょう。AESPは入力パルス信号に対してDC1~5Vなどの直流信号を出力しますから、デジタルパネルメータを使えば回転数が表示できます。また入力に対してフルスパンの%値に対応して警報ポイントを設定できます。上限、下限の警報はc接点で出力されます。25%以下のときに出力する信号は、下限接点のヒステリシス値を5%にすることで実現できます。下限設定値のヒステリシス値は、前面のロータリスイッチを使って1%ごとに設定できます。よろしくご検討ください。 *リミッタラームはエム・システム技研の登録商標です。 |
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Q 受変電設備にある電圧値、電流値を従来のアナログボードを使って処理しています。今回システムの更新に際して、DeviceNetを使った対処方法を計画しています。スペースをできるだけ縮小したいのですが、適当なシステム構成はありませんか。 A 絶縁2出力超小形信号変換器ピコマルシリーズのPT変換器(形式:M8PT)、CT変換器(形式:M8CT)とDeviceNet通信ユニット(マルチアナログ通信ユニット 形式:61D)を専用ベース(多連ベース 形式:M8BS2)に搭載すればコンパクトに収納できます。ピコマルシリーズは、絶縁2出力です。第1出力は61Dへの入力に使用し、第2出力はM8BS2の端子台を経由するDC4~20mA、DC1~5Vなどの直流信号であり、現場の指示計などに絶縁信号として供給することができます。 *ピコマルはエム・システム技研の登録商標です。 |
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