2001年11月号 | |||||||||
Interface & NetworkNo.18 | |||||||||
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これまで、DCSにおけるプロセス警報機能は、CRT画面上での表示、あるいはブザーによるアラーミングが主なものでした。したがって、オペレータが、CRTを設置してある、またはブザーが聞こえる中央監視室にいない場合には、緊急対応が困難でした。 上記の問題を解決するために、最近ではDCSのプロセス警報機能と音声による警報通報装置(愛称:えむとーく 形式:TLM、図1参照)およびPHS構内電話を組み合わせた警報システムが採用され始めています。図2はそのシステム構成図です。DCSで、ある警報が発生すると 、その警報に対応するメッセージ文と通話先のPHSの電話番号が符号通信でPCからえむとーくに送られます。えむとーくはPHSに電話をかけ、つながるとメッセージ文を音声に変換して伝えます。つまり、警報が発生した場合に、警報やとるべきアクションの内容を受信すべき人間が構内のどこにいても、音声で知らせることができるのです。 メッセージ(最大全角110文字以内)は、あらかじめPC側に登録しておきます。なお、メッセージの数に制限はありません。また、通報先の構内PHS番号もPC側で登録します。警報発生時の対応メッセージと通報先の選択、えむとーくへの通信までの一連のプログラムは、ユーザー各位に作成していただきます(VB注1)やVC注2)による簡単なプログラムであり、VBによるサンプルプログラムがえむとーくに付属していますから容易です)。
札幌テーケーシー 株式会社 成田 浩治 様 〒003-0012 北海道札幌市白石区中央2条1丁目浅沼ビル TEL:011-813-3336 FAX:011-813-3343 札幌テーケーシー(株)は、(株)テーケーシー札幌営業所の環境営業および技術サービス部門が独立し、設立されて8年目の会社です。水処理、ゴミ処理、製紙、食品、石油、鉄鋼業界などで長年培った計装技術を活かし、計装機器や計測器の販売、メンテナンスならびにシステムエンジニアリングなどを主な業務としています。札幌に拠点を置き、北海道内全域に事業を展開していますが、ご要請があれば道外へも出張します。現在は、北海道内各自治体の水処理施設、ゴミ処理施設、農業用水施設、ならびに関連設備メーカー各社を主なお客様として活動しています。 エム・システム技研の製品については、従来変換器、避雷器を中心に販売活動をしてきました。しかし、近年MsysNet製品を使用したテレメータシステム、ワンループコントローラ、パソコンレコーダ、パソコンDCSが順調な成長を遂げているため、SI業務にも力を入れています。MsysNet製品は、安価でイニシャルコストが低くて済み、また拡張性にも優れているため、増設、改造が容易であることから、これの導入をお考えくださるお客様が増えています。これからも、MsysNet製品をより便利に効率よくご利用いただくためのシステムを提供して参ります。 ■ 注1)VB:Visual Basic 注2)VC:Visual C++ 注3)DTMF:Dial Tone Multi Frequency *えむとーくおよびMsysNetはエム・システム技研の 登録商標です。
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