2002年6月号
お客様訪問記

帯広市の上水道設備監視に採用されたMsysNet

(株)エム・システム技研 東京営業部 システム技術グループ
 
 北海道十勝平野、そのほぼ中央に位置する帯広市、この帯広市上水道設備の遠方監視システムに、MsysNet製品が採用されました。今月は、帯広市水道部の稲田浄水場を訪ね、施設課課長補佐 藤本 芳弘 様、管理係主任 三浦 倬郎 様、システム構築と盤工事などを担当された(株)柴野電工社 代表取締役 柴野 浩志 様にお話を伺いました。
 [エム・システム技研、以下エムと略称]MsysNet製品をご採用いただいた経緯についてお教えください。
 [藤本]帯広市の上水道設備では、1953年以来、札内川の伏流水を水源として、市民に上水を供給してきました。しかし、その後、人口の増加や水洗トイレの普及などによって水需要が増えたため、2000年以後は十勝中部広域水道企業団から本格受水するようになりました。これに伴って水運用システムの見直しが必要になり、古くなった監視システムやテレメータ装置を更新しました。
 この設備更新にあたっては、①汎用性の高いシステムを構築すること、②企業団から供給される水と帯広市独自の水とを効率良く運用できること、③市内の各所の水圧と流量情報も同時に管理できること、さらに、④日報、月報といった帳票データを自分たちで自由に加工できることなど、盛りだくさんの要求事項がありました。その中で、今回のシステム構築を請け負われた柴野電工社から、エム・システム技研の製品を使用したシステムの提案をいただきました。いろいろと検討した結果、MsysNet製品を採用しました。
 [エム]ご採用されたシステムの概要について教えてください。
 [三浦]エム・システム技研製のテレメータ装置では、主に市内に分散する配水ブロックの計測信号を稲田浄水場に伝送しています。現在、配水ブロックごとで計測している信号は圧力や流量などわずかですが、将来、水質計測信号などを増やして行くことを考慮すると、ユニット単位で増設できるMsysNet製品が最適でした。テレメータ装置で集めた信号に、稲田浄水場内の計測信号を加えて、パソコンに取り込み、集中監視を行うとともに、日報、月報を作成しています。
 [柴野]日報データは、1日分を1つのExcelファイルとして編集出力しています。そのため、浄水場の管理担当者がマクロ機能を利用して日報データを自由に加工し、オリジナル日報・月報・年報のみならず、開発局や保健所に提出するデータや独自の内部報告資料まで作成することができ、大変好評を得ています。
 [エム]お忙しいところ、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました。    

本システムについての照会先:
 株式会社 柴野電工社 代表取締役 柴野 浩志
 〒080-0809 北海道帯広市東九条南10丁目35番地5
 TEL.0155-22-1118 FAX.0155-24-0717

MsysNetは、エム・システム技研の登録商標です。

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