2002年12月号 | |||||||||
計装豆知識セルシン | |||||||||
セルシンとは、回転軸の回転位置を計測または制御するために使われる多相回転機の総称で、元来は米国GE社の商品名であり、日本のJIS規格(JISC4906)では、「シンクロ電機」という名称で制定されています。
セルシンの歴史は古く、構造がシンプルで故障が少なく、耐久性にも優れていることから、ダムや河川のゲートまたはバルブにセルシンの発信機側を、また制御室や監視室などに受信機側を取り付け、ゲートやバルブの開度の遠隔監視用として広く利用されています。 エム・システム技研のセルシン変換器(形式:JS、図2)は、既設のセルシンはそのままに、その信号線と電源配線に対し並列接続するだけで、回転軸の角度位置信号を省スペース、ローコストに各種の計装用電気信号に変換することができます。
●入力のゼロ点調整は、前面のトリマで0~360゜の範囲で行えます。 ●角度スパンは、プログラミングユニットにより60~360゜の範囲で設定できます。 ●既設のセルシン受信機のゼロ、スパンを見ながら調整できます。 ●最大16折れ線のリニアライザ機能を使って、セルシン発信機の巻き線に生じる微妙なノンリニアも高精度に補正できます。 ■
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