2003年4月号

ホットライン日記

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Q 車体の塗装に塗装ロボットを使う生産ラインがあります。塗料の粘度が温度の影響を受けて変化するため、塗装ロボットの噴射機圧力の制御用信号(DC1~5V)を室温に応じて補正しています。使用する塗料の色が3種類あり、塗料の色が変われば粘度・温度特性が変わるため、塗料の色に応じて特性曲線を切り換えて使いたいのですが、何か良い演算器はありませんか。

A  データテーブル方式のリニアライザ(形式:JFX)とアナログ信号切換器(形式:MNV)を使ったシステム(図1)をおすすめします。リニアライザには折線演算機能があります。3台のリニアライザに対して補正のための温度センサ用変換器からの出力信号(DC1~5V)を並列に接続します。MNVを使い、塗料の色に応じて3台のリニアライザ(粘度・温度特性に対応する折線演算)を切り換え、塗装ロボットに入力します。MNVには切換器があり、外部からの切換指令接点信号を受けて塗装ロボットへの出力信号を切り換えることができます。ご注文時に指定いただければ、各リニアライザの折線特性を設定のうえ、出荷させていただきます。また、プログラミングユニット(形式:PU-2A)を使用することにより、現場での設定・変更も可能です。  【柴田】


Q 現在、工場内で流量監視にオーバル式流量計を使用しており、その瞬時値をデジタル指示計に入力して表示するため、パルスアナログ変換器(形式:JPA)で周波数をアナログ信号に変換して指示計に与えています。しかし、流量が一定なのに指示がふらついています。何か改善策はありませんか。

A オーバル式流量計の出力パルス信号は、不均等パルス信号(流量が一定であってもパルス間隔が等間隔でないパルス信号)である場合があります。そのままの状態でパルスをアナログ信号に変換すると、入力パルスの不均等に対応して出力アナログ信号にふらつきを生じます。JPAなら不均等パルスの平均化機能を備えているため、この機能を使用いただくことによって脈動の少ない出力が得られ、指示計のふらつきが抑えられます。この平均化機能の設定は、プログラミングユニット(形式:PU-2A)でITEM:18を選択することにより、現場で簡単に実行できます。  【井上】


Q 工場内でPLCを使っているのですが、現場設置センサからのPLCへの配線数が多くて困っています。センサの近くに変換器を設置し、デジタル通信(CC-Link)でPLCにデータを伝送したいのですが、何か良い方法はありませんか。

A エム・システム技研のネットワーク変換器をご使用いただくことにより実現できます。一例として、ピコマルシリーズまたはみにまるシリーズの変換器と三菱電機製PLCをCC-Linkでネットワーク接続する場合について、ご説明します。マルチアナログ通信ユニット(形式:61C)を変換器の多連ベース(形式:M8BS2(ピコマル)または形式:M2BS2(みにまる))に収納のうえ、センサの近くの現場盤内に設置し、CC-LinkでPLCと接続することにより省配線を実現できます(図3)。なお、マルチアナログ通信ユニットについては、DeviceNet用(形式:61D)、Modbus用(形式:61M)なども用意しています。オープンフィールドネットワーク対応の製品としては、61・UNITシリーズのほかにR5シリーズ、60・UNITシリーズ、R1□シリーズ(形式:R1D、R1M、R1C)などがあります。マルチアナログ入出力ユニット(60・UNITシリーズ)は、既設の10・RACK、18・RACKシリーズ変換器と接続できます。このようなネットワーク変換器を使用することにより、省配線が実現します。  【野田】

ピコマルみにまるはエム・システム技研の登録商標です。


Q 既設の電動アクチュエータを使ってバルブ開度制御を行うため、電電ポジショナ(形式:MEX-B)を取り付けましたが、取り付け後に逆動作させる必要があることがわかりました。アクチュエータ側には、逆動作をさせる機能がありません。簡単に逆動作をさせる方法はないでしょうか。

A 図4に示すように電電ポジショナからの電動アクチュエータのモータへの配線と、フィードバック用ポテンショメータへのMAX、MINの配線を逆接続することで簡単に逆動作させることが可能です。  【山村】


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