2003年10月号 | |||||||||||||||||
レベル の お 話
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松山技術コンサルタント事務所 所長 松 山 裕 | |||||||||||||||||
これまでに説明してきたレベル計の変換・表示部分を変更することにより、レベルスイッチ機能を実現することができます。しかしセンサ部分の構造を大きく変えた製品もあります。また、これまでに説明しなかった原理によるレベルスイッチもあります。以下主なレベルスイッチについて説明します。
超音波は液体中ではよく通り、空気中では減衰が大きくなります。したがって、超音波送信器と受信器を対向させて液面近くに置くと、液面の上昇によって受信器の出力はオンになります。これと同じ原理で、1個の超音波送受信器を使用する例を図2に示します。この場合、送信波は容器の反対側の壁から反射されて送受信器へ帰ってきます。超音波送受信器はタンクの外側に接着するだけなので、取付けが容易です。
ピストン式では、円板をモータにより前後に往復運動させます(図4参照)。円板が粉粒体に埋まると往復運動が停止するので、これを検出してマイクロスイッチをオンオフさせます。
導電率式レベル計は、構造が簡単で安価であるため、昔から広く使用されています。ただし導電性がない液体(たとえば純水)には使用できません。
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