2003年10月号 | |
ホットライン日記 | |
変換器のことなら何でもお電話ください。すべてのご要望にお応えできます。クレームについても対応します。 ホットラインフリーダイヤル 0120-18-6321 |
Q 既設の現場盤に記録計が設置されていますが、リプレース時期がきているため交換を検討しています。現状どおりの記録方法では、記録紙の保管・補充・交換その他の管理が面倒であるため、パソコンを利用してデータ収集する方法の採用を考えています。何かよい具体的な方法はありますか。 A チャートレス記録計システムをご提案します。チャートレス記録計システムはチャートレス記録計本体(形式:73ET/74ET/75ET)とリモートI/Oから構成されていて、記録計本体は最大128チャネルのデータを記録でき、収録周期は0.5秒から10分までの間で設定できます。画面サイズについては、3機種の中から選択できます(表1)。収録データはコンパクトフラッシュカード上に保存するため、そのままLANを通じてパソコンにファイル転送してもよいし、コンパクトフラッシュカードをパソコンのカードリーダで読み込ませることにより、データファイルとして使用することもできます。【野田】 |
|
|||
Q ゴミ焼却ピットにおける火災消火用放水銃の旋回角および俯仰角の検出にポテンショメータを使用し、角度信号を200メートル離れた監視室まで伝送しようと考えています。現場盤をできるだけ小さくするためポテンショメータ変換器を監視室に置き、ポテンショメータからの3線を監視室まで引っ張ることを考えていますが、この方法でよいでしょうか。 A ポテンショメータからの3線を200メートルも引っ張るのは好ましくありません。伝送する電圧信号にノイズが乗る可能性が高いからです。この場合は、超小形で端子台形の2線式ポテンショメータ変換器(形式:B5MS)を現場盤に設置し、DC4~20mAに変換した角度信号を、ディストビュータ(形式:M5DY)を介して2線式で監視室へ伝送へ伝送する方式をお薦めします(図2)。なお、上記の変換器B5MSは、超小形であり、ほとんど場所をとりませんので、現場盤の設計が容易です。【井上】 |
|
|||
Q 現在、PCレコーダ(形式:R1MS-GH3)と付属の128チャネルPCレコーダソフト(MSR128)を使用して、タンクの水温8点を計測しています。8点中のいずれかの温度が異常になった際に、一括警報としてR1MS-GH3の警報出力端子から接点出力したいのですが、可能でしょうか。 A 可能です。MSR128のペン設定画面で、アラーム設定が行えます。このア ラーム設定画面で警報出力先の設定を行いますが、8点分すべての設定を現在のR1MS-GH3のノード番号「1」に設定し、かつ、チャネル番号を「1」に設定することで、8点分に対しての一括警報として接点出力することができます(図3)。【山田】 |
|
|||
Q 複数の流量計が現場に設置されています。メンテナンスする回数が多く、その都度ループ上のディストリビュータをソケットから抜いて電源を切っています。また、電源を復帰させる際には、再度変換器を差し込む作業が必要なため手間がかかります。何かよい対策はないでしょうか。 A 絶縁2出力超小形信号変換器ピコマルシリーズのディストリビュータ(形式:M8DY)をご使用いただくとよいです。この製品は多連取付用ベース(形式:M8BS-16)に最大16台実装でき、電源はベースのネストに一括配線します(図4)。M8DYの下面部分には伝送器用電源の供給をON/OFFできるスイッチが付いているため(図5)、メンテナンス作業時には、対応する変換器のスイッチをOFFにすることで伝送器電源を切ることができます。変換器を抜き差しせずに電源のON/OFFが可能なため、簡単にメンテナンス作業が行えます。【高久】 *ピコマルはエム・システム技研の登録商標です。 |
|
|||
|