2004年5月号

ホットライン日記

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Q 発電機の回転数に限界値を設定し、それを超えたときに接点信号を出力する変換器を探しています。なお、リミット値は外部のデジスイッチによって設定し、発電機の回転数がその値を超えたときに警報信号を出力し、発電機の回転を制御させたいと考えています。これを実現するのに適した製品とシステム構成を教えてください。

A 図1に示す機器構成でご希望を実現できます。デジスイッチの出力(BCD信号)をDA変換器(形式: DA3)によってDC1~5Vに変換し、偏差アラームセッタ(形式:AYDV)への基準入力信号とします。また、発電機の回転数出力(ロータリエンコーダからのパルス列出力)をパルスアナログ変換器(形式:JPA)によってDC1~5V信号に変換し、AYDVへの測定入力信号とします。AYDVで基準入力信号と測定入力信号の偏差を「0%」に設定しておき、測定入力信号が基準入力信号を上回ったときに警報信号を出力させます。この警報出力を使えば発電機の回転速度を抑制できます。【林】

 
Q ある分析装置で、基準になるサンプルガスを入れ、キャリブレーション(ゼロ・スパン調整)を行うのですが、測定値が安定したことを検出して、調整のタイミングを自動的に得たいのです。現状は、人間が目で見てボタンを押しています。このとき、上昇測定値安定の判定が必要なときにONとし、下降測定値安定の判定が必要なときにOFFとする外部接点信号を使用しています。このような希望を実現できるよい方法はありませんか。

A MsysNet機器のDCSユニット(形式:SMA)をご採用いただければ対応可能です。SMAで測定値を読み込み、内部の演算ブロック(変化率警報)で、警報設定値を0にしておけば、測定値上昇中は正方向変化率警報はONで、安定したときにOFFになることにより判定できます(上昇測定値安定)。測定値下降中は負方向変化率警報はONで、安定したときにOFFになることにより判定できます(下降測定値安定)。シーケンスブロックで、外部接点入力信号と上昇測定値安定のANDをとり接点出力をONに、また、外部接点入力信号のNOTと下昇測定値安定のANDをとり接点出力をONにすることで、ご希望の機能を実現できます。変化率判定は、0.5秒毎に行います。【野田】

MsysNetはエム・システム技研の登録商標です。



 
Q 現在、原料ラインの流量計(No.1)のパルス信号をコンピュータに取り込んで、流量(積算値)を管理しています。今回、ラインの増設に伴い流量計が1台増えます。既設ラインとの合計流量をコンピュータで管理したいのですが、コンピュータのソフトを変更すると費用がかさみます。何かよい方法はないでしょうか。

A 新製品のパルス加算器(形式:JPS2)のご採用を提案します。JPS2は2つの入力パルス信号を合計して出力させることができます。また、プログラミングユニット(形式:PU-2A)を使用することにより、JPS2は入力レンジ(0~2kHz)の変更・検出レベルの変更・フィルタの設定などを現場で行うことが可能です。【雑賀】


 
 
Q 2つの水槽の水位差(-1~1m)の信号を、直流入力変換器(形式:SV)でDC0~10Vに変換し、受信計器に入力しています。設備変更に伴い受信計器の入力仕様がDC0~2Vに変更になります。SVの出力信号を抵抗分圧器によってDC0~2Vにしたいのですが、各抵抗値はどのように決めればよいでしょうか。

A 直流入力変換器SVの出力側の許容負荷抵抗値は1000Ω以上と規定されているため、分圧器の全抵抗値を10kΩとします。10Vレンジの2Vレンジへの切替えですから、分圧比は20%になります。したがって、8kΩと2kΩを使用し、2kΩの両端から受信計器に接続することで対応できます。なお、3線式の可変抵抗器を使用すれば、微調整も可能になります。【松島】


 
 
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