1999年7月号 | |||
ネットワーク計装部品MsysNetシステムMsysNetニュースNo.37 | |||
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MKセミナー受講体験記 今回は、株式会社富士電業社の橋本様にご寄稿いただきました。 ●受 講 者 株式会社富士電業社 橋本 英明 様 岩手県紫波郡矢巾町 流通センター南3-9-3 TEL.019-638-4311 FAX.019-638-0219 (株)富士電業社は、上下水道用機械電気計装設備の設計と施工を主業務としています。また、私は上水道施設の設計と見積もり、とくに中央監視装置のソフトウェアの設計を主に 担当しています。 今回MsysNetの入門と応用コースを受講した動機は、担当した上水道拡張工事において、エム・システム技研のオペレータズユニット(形式:OPU)を中央監視装置として採用することが決定したからです。 講習では、オペレータズユニットを利用した簡単な中央監視システムとテレメータシステムの構築方法を学びました。 具体的には、第1に計測機器の配線方法(ソフト計器ブロックを使用したソフトウェア配線の方法)について、プログラミングユニットを使う場合と、ビルダーソフト(形式:SFE)を使う場合の2方法を学びました。第2に、実際に計測機器を接続して簡単なテレメータシステムを構築し、NestBusの概要、データの加工方法、表示方法を学びました。第3に、オペレータズユニット(中央監視装置)のソフトの作成方法に関係して、グラフィック画面の作成方法、監視データの表示方法、日報の作成方法などを学びました。 計測機器のソフト配線の経験は初めてであったため、最初は何のことか理解できませんでした。しかし、講師をされた先生が根気強く、丁寧に教えてくださったので、少しずつ理解できるようになりました。今回のセミナーでは、特別に私だけ2日間延長して受講させていただき、感謝しています。 受講後、上水道拡張工事の中の中央監視装置のソフトウェアの設計・製作を担当しました。構成としては、中央監視装置にオペレータズユニット1台、リモート入出力ユニット(形式:SML)を6台、多点入出力ユニット(形式:39M)を3台接続したNestBusのシステムです。これでアナログ量34、接点約200の信号を監視しています。接点信号には7点の下信号(操作信号)を含みます。 MsysNet製品の長所は、ソフトウェア配線の方法を一度覚えると、後は簡単に配線でき、修正も容易である点です。さらに配線をソフトウェア的に組み込むことができるので応用範囲が広く、多種多様なシステムを実現できる点も長所であると思います。また、プログラミングユニットを用いれば、システムが監視状態にあっても信号の流れを確認できる点も便利です。 短所としては、ソフトウェア配線についてのドキュメント機能が少し不便な点が挙げられます。配線が簡単にできるのは大変助かりますが、信号数が増えるとどうしても複雑になります。一つ一つが簡単な配線でも、後で見ると、設計した自分でさえ分からなくなります。現在は、すでにあるドキュメント機能で出力したものをエディタで再編集して使っています。また、アラームメッセージのカラー印字ができないことも不便です。せっかくカラープリンタを接続して画面のカラーハードコピーができるのですから、アラームメッセージのカラー印字もサポートしていただきたいと思います。 今回のシステム構築に当たっては、MsysNetのホットラインへ何回も電話をかけたり、FAXしたりして質問しましたが、その都度大変丁寧に対応していただき、感謝しています。現在、納入したシステムが現地で稼働していますが、今後は、そこで発生するトラブルへの対応が必要です。これからも、迅速な対応をよろしくお願いいたします。 ■ *MsysNetは、エム・システム技研の登録商標です。 【(株)エム・システム技研 営業技術部】 |
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