1999年11月号 | |||
ネットワーク計装部品MsysNetシステムMsysNetニュースNo.41 | |||
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製 品 情 報 ●NestBus対応版SFDNの出荷開始 監視・操作ソフトのWindowsNT対応版(形式:SFDN)の反響は非常に大きく、発売開始以来3か月で、すでに60システム以上を出荷いたしました。また、引続き多数のお引合いをいただいております。当初はL-BusとM-Busに限定して販売しておりましたが、このほどNestBusだけのシステムへの対応も可能にしました。すでに出荷を始めており、小規模なシステムでOS/2版からのリプレースを検討されているお客様に大いに歓迎されています。 ●SFDNの単体売り開始 SFDNは、エム・システム技研のオペレータズユニット(形式:OPU)にプリインストールされた状態でお使いいただくケースがほとんどです。プリインストールにより、ハードを含めたOPUとしての保証が可能です。しかし、パソコンの多様化に伴い、パソコンは自分で用意したいというお客様もおられます。 そのようなご要望に応えて、今回、SFDNのソフト単体売りを開始しました。定価は45万円です。なお、ハードウェアの基本仕様としては、下記の性能を持ち、OSのバージョンがWindowsNT4.0+ServicePack3(日本語)であることが必要です。 ●CPU : MMX166MHz以上 ●主メモリ : 64MB以上 ●ハードディスク容量:2.1GB以上 技 術 情 報 ●SFDNとExcelの共存 SFDNの帳票機能は、パッケージソフトEasyReportを使用することにより、OS/2版と比べて非常に簡単に帳票作成ができる利点を持っています。すなわち、表計算ソフトのようなわずらわしいマクロ機能を使ってのプログラミングは不要であり、どのタグデータを何番目の欄に印刷するかといった定義だけで帳票を作ることができます。一方、基本的なフォーマットは決まっており、それ以外のフォーマットで印刷することや、異なった欄のデータ間での計算結果を別の欄に印刷することなどはできません。これを解決するには、EasyReportが出力するCSVファイルをExcelのVB(Visual Basic)を使って読み込んで加工する処理が必要です。この場合、次の2点を考慮しなければなりません。 (1)Excelで実行したい処理を、CSVファイル作成後の決まった時刻に開始する。 (2)Excelの実行優先度を下げることにより、Excelの処理がSFDの処理の邪魔をしないようにする。 (1)については、「Application.OnTime TimeValue」という関数を使います(図1を参照)。 この例ではワークシートのセル(1,1)に起動したい時刻を入れています。処理のあと、「Application.OnTime TimeValue」の関数を再度呼ぶことで、同一時刻に同じ処理を繰り返して起動することができます。 (2)については、コマンドプロンプトcmdを使い、Excelの優先順位をLOWにすることができます。WindowsNTには、タスクの優先順位としてREALTIME、HIGH、NORMAL、LOWの4つがあります。SFDNはNORMALで起動されますから、ExcelはLOWで実行しなければなりません。図2のようなバッチファイルを作成します。これをアイコン化してダブルクリックすると、Excelの優先順位はLOWになります。すなわち、cmdをLOWで立ち上げると、そのもとで立上げたタスクもLOWになります。 ■ *MsysNetは、エム・システム技研の登録商標です。 【野田恒三:(株)エム・システム技研 営業技術部】 |
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